朝鮮の宦官は(ネシ)といい、王の身の回りを世話する内侍部に勤務。
内侍部の業務は皇室の生活の世話、資産管理と後宮の管理など。
宮廷の近くに内侍の村があり、そこから通勤していた。
通常は結婚し、養子をとり、その養子はまた内侍へ。
生活が安定しているので、結婚相手として人気があった。
人数はちょっと分からんが、そんなに多くはないかと。

チャングムの誓いで髭がなく、緑の衣服を着ているのは内侍で、長官と呼ばれる人のよさそうなおじさんは内侍部のトップ。
朝鮮の宦官製造は、睾丸の根元を縛り、睾丸を腐らせる方法で、陰茎切断は実施せず。
睾丸を糸で縛ると、何日かで壊死して黒くなる。
その睾丸を馬や牛の去勢に携わっていた白丁が除去。
内侍制度は統一新羅の頃に中国から導入。
その頃は性器障害者か、犬に性器を噛まれたものが内侍になった。
高麗の頃には、自ら去勢するものが増えた。
朝鮮では身体を切ることは親不孝。
陰茎切断は親不孝中の不孝。
そのため、陰茎は切断しなかった。