「SM自体は興味あるんでしょう?」
そこからしばらくSM談義になった。これにはご主人様も普通に参加できる。
しかし一切偉そうなことや知ったかぶり的なことは言えない。チャットではなく、
ましてやさっき醜態を晒したばかりの相手が目の前にいるのだから。
奴隷は白玉団子を追加注文して食べている。そして自分のSM遍歴を語りだした。
そして、「けっこう経験をつんだはずの自分が、どうしてあなたみたいな人を見抜けなくて
実際に会ってしまったんだろう」という話になった。
ご主人様は少し気持ちに余裕が出てきたので「本質的なSの部分とMの部分で
惹かれあったんじゃないかな」と言って笑ってみせた。