収監されていた獄房の近くに「処置室」(意訳)と呼ばれる部屋が5つあった。

常に鞭らしき音や鎖や金属の擦れる音、怒鳴り声や悲鳴、呻き声が響いていた。
それが耳に入るだだけで萎えた。

時々、獄舎の照明(白熱電球)が不規則に明暗した。
明暗に鼓動した悲鳴も凄く嫌だった。