ある掲示板に長いレポートがありその抜粋。リアルか妄想かは不明

オーブンと呼ばれる鉄の箱は夏の調教の定番だ。
幅60p、高さと奥行きが80p程の厚さ3p程の鉄製の箱。
扉には15p×25pの窓があり鉄格子が縦に3本嵌められている。窓は鉄板で塞ぐことが出来る。
オーブンは5基あり黒く塗られている。夏の炎天下では正にオーブンだ。

晴天の昼下がりであれば、鉄箱の上で目玉焼きが作れる。それほどに熱を持つ熱い調教アイテムだ。
灼熱の太陽に焼かれたしゃがむことしか出来ない狭い箱。収容者はその箱に放り込まれることを極度に嫌い恐れる。
入れられる者は皆泣き喚き抵抗する。だがそれは虚しい抵抗だ。抗っても電撃鞭を当てられ、狭い炎熱の箱に放り込まれる。容赦は無い。
扉が閉められ、鉄格子の窓が塞がれると外界との繋がりは塞ぎ板に穿たれた僅かな空気穴だけだ。
おろされる錠前の音は地獄の釜の弔鐘だ。

内部は強烈に暑い。厚みのある鉄の壁面に肌が触れるとヤケドするだろう。
中に入れられた収容者は窮屈な姿勢のまま、ただただ汗と涙を垂れ流すだけだ。
この調教は鉄箱の狭い空間で収容者の肉体を高温で灼くことにある。だから一定時間は決して外には出されない。
排泄は垂れ流しだが尿など出る者はまずいない。
ただほんの僅かな水分は与えられる。滴る汗に僅かな水分、それがあるがゆえ、ただの渇きより心理的な部分では遥かにつらいと云う。

一定時間毎に看守が見回り、塞ぎ板を開き中を覗く。箱の中からは虚ろな目をした炎熱に灼かれる収容者の呻きが漏れる。
ぐったりしていれば警棒や電気鞭で突つかれ生死の確認をされる。反応があれば調教は継続される。
そうでなければ引きずり出されケアを受けることになる。
看守の姿をみとめると皆、一様に苦悶を訴え慈悲を乞う。だが生きているのだから看守は笑いながら窓を塞ぐ。
暗闇の熱暑の空間に残るのは絶望だけだ。