ここは山間地にある私立女子学園。
中高一貫の、全寮制の名門校である。
文武両道を標榜しており、生徒は皆、部活に入ることが義務付けられている。
また生徒間の扶助を教育方針としており、新入部員の指導は先輩達によってなされている。

以下に描くのは同校の部活の一つ、テニス部の様子である。
運動部というものは、新入生にはその名に冠しているスポーツを微塵もやらせず、
ひたすら基礎練習や雑用、苦役で酷使するものだが、全国レベルの選手を輩出するテニス部も例外ではない。

今朝も早朝より、テニスコートから、少女たちの元気な声がこだましている。
部員らは、肌を小金色に焦がし練習に励んでいるのだ。
その中で、紺のスクール水着を身に着け、走り回っている子たちが新入部員だ。

逃走防止を目的にスクール水着を着用させられているのだが、どれもサイズが小さい。
また、小金色の肌で分からないが、彼女らは痣だらけだ。