>>578の続き
先輩たちの練習の手伝いに、酷使される中1部員。
ちょっとでも行動が遅ければ罵声を浴び、ビンタなど体罰も普通だ。

先輩たちの練習休憩の5分の合間に、空気イスを行うことが求められる。
早朝の練習で、空気イスをし、足を鍛えられた身には厳しい。
壁に背を向け一列に並び「片」の字になる中1部員。
すぐに部員たちの顔は上気し、うっすらと湯気が出ているのがわかる。
汗か涙かわからないが顔は濡れ、目の周りは赤く腫れている。
眉はハの字になり、鼻の穴を全開にして歯を食いしばっている 。
それを、「本当に楽しそう。」と笑う先輩部員。
さらには、「もっと、トレーニングがいるよね」と、特に苦しそうな表情を浮かべた部員に、錘を置くのだ。

5分がたち、足を震わしながらも、休憩もなく、先輩の練習の手伝いにもどる中1部員。扱ける者もいた。

空気イスに耐えきれず、途中座った中1部員は、空気イスで昼食という。なんとも、きびしい。