(突然、ドアが開き、直子がフロアに戻ってきた)
直子「みんな、ちょっと集まって。あれっ、また飯田先輩いじめられてるの。ほんとに成長しないんだから」
(床にはいつばっている飯田にはもう目もくれず、直子は説明をはじめた)
直子「とうとう、うちの会社も実力主義制度を取り入れるみたいよ」
有里「えっ、どんな制度なんですか?」
直子「うん、若くてもね有能な人材は厚遇する制度なのよ。わたし・・来月から役員になるみたい」
美紀「えっー、それはおめでとうございます!」
直子「ありがとう。みんなにはこれからも期待してるわね。あたしをしっかりサポートしてね。みんなの事もどんどん引き上げるから」
有里「そっかー。島村直子派閥の立ち上げですね♪」
直子「ふふふ。そうなるかな。32歳でこんな大役で緊張してるんだけどね。これからのみんなの役職と目安の給与水準を発表するわね」
(直子は資格体系が書かれた紙を配った)