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2011/04/27(水) 19:22:53.58ID:86Zxelw1薄汚い駐車場の隅っこで、汗だくになりながらオッサンが悪戦苦闘してると、ハイヒールが地面を叩く優美な音が近づいてくる。
ランチ上がりの玲子と菜々子が、帰りしなにオッサンを目に留め、からかってやろうと近づいて来たのだ。
2人とも食後のガムを噛んでいる。
玲子『あら、小太郎(仮名;オッサン52歳♂)、ご苦労さま!しっかりピカピカにしておいてね!』
オッサンは屈んだまま、手を止めて小さく返事する。
菜々子はニヤニヤしながら見下ろしていたが、ふと声を出す。
菜々子『あ、玲子さん、ここのところ、ちょっと汚れてませんか?』指差した先が確かに少し汚れている。
玲子『ほんとだ!小太郎、ホラ、言われたらすぐキレイにしなきゃ!』
…綺麗にしたらしたで、、、
玲子『菜々子にお礼言わなきゃ!「(汚い箇所を)教えて頂いてありがとうございました」ってさ!』
…お礼までさせられる。
大声で『菜々子さん、ありがとうございました!!』
菜々子『別にいいですよ。車磨きくらいはちゃんと出来るようになって、早く一人前の営業補助になってくださいね』言って大振りに小太郎の肩を叩いてやる。
しまいには、噛んでいたガムを足元に吐き捨てて、『これもキレイにしておいてね〜』『バイバーイ』と言い残し、キャッキャッと笑いながら立ち去ってしまう。
オッサンの方が二十以上も年上なのに…