新人事は飯田の新入社員補助への降格だった。

飯田「そんなぁ(ヘナヘナ)・・・」
有里「アハハハ、とうとう来るべき時が来たわねー。これからは菜穂ちゃんと美紀ちゃんにも
   厳しく指導してもらうから。2人とも、お願いね」
菜穂「えー、じゃー、あたしも自由にビンタできるんですね、係長」
菜穂の切れ長の目が怪しく光る。
有里「もっちろん。これからこいつは私たち3人の雑用係兼ストレス解消用道具に降格なの」

次の日の朝
菜穂「飯田!係長の靴磨きが終わったら、さっさとあたしのもするのよ」
すらりとした脚を飯田の前に突き出す菜穂。
菜穂「手抜きは許さないわよ。こら、もっと姿勢低くして顔をヒールに近づけないとちゃんと
磨けないでしょー」
バシーン!バシーン! 手にしたファイルの背表紙近くの硬い部分で飯田の頭を面白半分に叩く。
有里「こらっ、飯田!ちゃんと上司に『ご指導ありがとうございます』ってお礼をいわなきゃ
   駄目でしょう」
飯田をデスクの下から引きずり出し、戒めの往復ビンタを見舞う有里。
彼の新入社員補助としての一日はこうしてはじまった。

誰か続きをお願い。