さんざん挑発されてじらされて、やっと「鍵持ってくるー!」
彼女が向かったのはキッチン。
そんなとこに隠してたのか・・・。
そして彼女が持ってきたのは鍵ではなくキンキンに冷えた2Lのペットボトル。
鍵はその底で凍りづけになっていた。
しかもよく見たら上の口はビニールテープでグルグルに固定されグリップ状態。
「あたしはソファーで寝るから頑張って外してー」
後ろ手に縛られ行動範囲をベッドに限定されたまま涙目で格闘したがぶっちゃけ無理。
今となっては無意味に見える凍りづけも細かい作業を妨げる重要な要素だった。
結局朝になってしまいボトルは没収、その日はお預けとなった。