「メール着信」
「真、次に連絡するまで、そこで反省してなさい!何があっても正座を崩さないこと!返信不要」
彼女からの厳しい命令・・本気で怒らせてしまったのか・・。
5分、10分時間が経過していく。
幸い、入ってくる人も、出て行く人も今の所はいないが、エレベーターが動くたびに、ドキドキしながら、俺は、正座して、本気で反省していた。
電話が鳴った。
「はい、由希様」
「反省した?」
「はい、反省しました」
「反省の言葉!気に入らなかったら、許さないから。延長するよ」
「はい、由希様。真は奴隷の身分でありながら、由希様の躾にすぐに音を上げたり、奴隷の分際ですぐにお許しを懇願したり、全く自覚が足りず、由希様のご気分を害してしまいました」
「うん、そうね」
「今、こうして外で一人反省させていただいて、心から反省し、由希様の奴隷として心からお仕えすることを誓います。どうかお許しくださいませ」
ドアが開いた。
「入りなさい」
「はい、由希様」
「立ちなさい、真、よく頑張ったね。今日の躾はここまで。いい奴隷になってね」
「由希様・・・」
彼女が、顔を掴みキスしてくれた・・。

俺は、なぜだかわからないが、涙が頬を伝っていた・・・。