>>762のつづき。

「…貴方を臨時検査した彼女たちは、大変有能でして…」語りながら、机を回って男の前に立った。
「…有能過ぎて、普通の男性が、自分はマゾだと勘違いしてやってくるのですよ。」
困ったものだ、という顔をして、女豹は机にお尻を預け、タイトスカートに包まれた美脚を組む。黒く艶やかなストッキングが眩しくて、男は目を放せない。
「…なので、貴方がマゾ男性だということを、貴方ご自身で証明して頂かなければなりません。」
女豹が腕を組んだ。豊かな乳房が優美な曲線を描き、男はうっとりと見惚れてしまった。
「…納得していただけましたか?」
はい、と男は生返事を返す。
「…よろしい。では服を脱いでもらいましょうか。全て。」
腕を組んだまま、女豹が淡々とした声で命じた。
眼が冷たかった。