>>866のつづき。

歩きながらの説明がつづく。
「ここからは調教エリアだよ。プレイルームと言えば解りやすいかな?…ちょうど使用中の部屋があるので見ていこうか。」
長く暗い廊下があり、両サイドの壁に該当する部分はガラスのようになっていて、各々の部屋が廊下から丸見えになっていた。
各部屋のガラス面には第◯調教室と記され、そのうち、第三調教室の前で小悪魔が脚を止める。
「ごらん、彼女たちは調教の最終ステージ…ほぼ、部屋を借りに来たようなもの。…向こうからは見えないから安心していい。」
男が覗くと、女子高生と思われる飼い主が、二十代後半と思われる全裸の男性を鞭打っていた。
全身に鞭の跡を残すものの、細身ながら筋肉質な肉体は男から見てもカッコいい。しかも鞭の痛みに歪んではいるものの、顔立ちも相当良かった。本当なら絶対にモテるに違いない、男は思った。
微笑みながら鞭打つ女子高生も、長く艶やかな黒髪を揺らす美少女で、ホットパンツから輝くような美脚を晒している。
夢のように美しくも残酷な、一枚の名画のようだった。