【ヤプー】〜限り無く絶望に近い幸福〜【外伝】
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沼 正三氏の著作「家畜人ヤプー」の世界観を基に、
自分好みの場面を書いてみました。
第壱話
【 暗黒の覚醒 】
香織はブルッと身震いした。
刺すような鋭い痛みが肌を通って体の芯を揺すっている。
やがてぼんやりと知覚が戻ってきた。 頭がズキズキと痛む。
それに体全身の節々が抜けるように痺れていた。
香織は無意識に体を拗った。
「 あッ! 」
腕にギシッと痛みが走って、思わず声を発した。
その後、乙女の頭脳は、自分が今此処に至る経過を思い起こして、痛む全身をグッと硬直させた。
“ 学校からの家路を急いでいたら、
急に眼の前が真っ暗になって、意識が消えて…………誘拐されたのだ!。
……一体此処は何処なのだろう?…… ”
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