「 グァッ!!! 」
 
 黒人は痛声を上げ、床の上にドシンと倒れ込んだ。
 すると、其の弾みで、手に握られていた長大な肉棒が、
 床の上に放り出されたのである。

 香織は直ちに其処に駆け寄り、其の肉棒を手にした。
 そして、其れを両手で握り、立ち上がると、
 肉棒の先端を、残った黒人達に向けながら、
 美しくも鬼神の如き気迫を以って、大男達を睨み付けた。