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【ハロプロで】女王様&M女【SMクラブ】
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0001名無し調教中。2007/12/25(火) 02:56:48ID:sckfCXoS
してみたいプレイ等を語りましょう。
0151名無し調教中。2009/06/19(金) 00:38:32ID:56PsY2CV


「おつかれさまでした〜」
 
手早く支度を済ませて、里沙は勤務先のクリニックを後にする。
愛車に乗り込み、中心街の方へと走らせる。
慣れた手つきで運転しながらタバコを取り出してゆっくりと吸いだす。
全身に染み渡るタバコのフレーバーが里沙をもうひとつの夜の顔にしていく。
普段は喫煙しない里沙だが、この道を通るときだけは例外。
順調ならばタバコ一本分にも満たない短い道のりではあるが、必ず吸っていた。
 
里沙が向かっているのはSMクラブ"エムズスクエア"。
ここで週3〜4日ほどM性感嬢として働いているのだった。
0152名無し調教中。2009/06/19(金) 00:39:43ID:56PsY2CV

「おはようございます〜」

サービス業にお約束の時間を無視した挨拶をしながら、事務所に入っていく。
まずは出勤時のお約束、マグネットの名札を出勤欄に移動し、連絡事項を確認する。
今日も予約は無し。もっとも平日の昼間なんてほとんど予約は入らないのだが。
  
スタッフに挨拶しながらデスクの脇を抜け、奥の待機室へと進む。
中には先に出勤している3人がそれぞれの様相でソファに座っていた。
0153名無し調教中。2009/06/19(金) 00:41:07ID:56PsY2CV

ヘッドフォンをして真剣な表情で携帯ゲームをしているのはS嬢の“れいな”だ。
里沙がとなりに腰を下ろすと、そのタイミングでれいなは視線を上げて軽く挨拶をしてきた。
向かいのソファに座る“さゆみ”と“絵里”とも挨拶を交わす。
お菓子をつまみながら雑誌をパラパラと見ているさゆみと、
そのとなりでキョロキョロしたりさゆみに話しかけたりと落ち着きの無い絵里。
同じ時期に入店したこの3人は里沙の後輩になる。
入店当時は挨拶もロクにできなかった3人だが、今ではメインキャストとして活躍中だ。
 
「今日はどんな感じ?」
「1本行ってきたんやけど、もうサイテー」
 
里沙がメイクをしながら探りを入れると、れいながゲーム機から目を離さずに答えた。
0154名無し調教中。2009/06/19(金) 00:42:32ID:56PsY2CV

れいなは看板嬢と言えるS嬢で、女王様としてのプレイはもちろん、M性感もこなす。
小柄だが力のある視線と猫科を思わせるルックスに惹かれてやってくるM男は後を絶たない。

「M性感は初めてなんけど、ホームページでれいな見て指名したっていうお客さんで、
 でもシャワー浴びたがらないし胸とか触ってくるし脱がせようとするし。
 そんなんだったらウチじゃなくて違う店行けばヨカなのに。ホント最低!」
 
れいなは言いながら怒りがよみがえってきたのか、途中から手を止めて表情を崩していた。 
0155名無し調教中。2009/06/19(金) 00:50:11ID:56PsY2CV

「まあね、初めてだと勘違いしてるお客さんもいるからねぇ」
「だから、四つん這いにさせてアナルにバイブ突っ込んで思いっきり動かしたら、
 すごい声出して悶えて。で、うるさいんで黙れって言いながらスパンキングしたら
 ヘロヘロででもアッチは勃起してて。そこでちょっと手で擦ったら射精して果てちゃって。
 いやー楽しかったけど、ホント最低。」
 
里沙のフォローもそっちのけで、目をキラキラさせてプレイ内容を饒舌に語り終わると、
思い出したかのようにゲームを再開するれいな。
良くあるパターン。聞いている3人とも特に驚いたりしない。
すぐに、元の静かな待機室に戻る。
0156名無し調教中。2009/06/19(金) 00:51:34ID:56PsY2CV


「…暇だね」
「そうですね。電話来ないですね」
 
里沙が出勤してから約2時間。まったくコールがない。

雑誌を読み終えお菓子にも飽きてきたさゆみが答えた。
入店当初はM嬢“さゆ”であったが、今はS嬢“ゆみ”としてもプレイしているさゆみ。
長身に白い肌と黒髪、大きな目に口元のホクロとその筋には根強い人気がある。
一人二役なので出勤表の名前は二人分、対応コースも多く店としては重宝するキャストだ。
とはいえ、コールがなければ広い対応範囲も役に立たない。

「でも〜、給料日前の平日っていつもこんな感じですよね?」

陽気な声で話に割り込んでくるのは専業M嬢の絵里。
彼女はいぢめてオーラを自然に出している生粋のM気質。
なよなよとした性格にいじられキャラ体質は誰もがSっ気をくすぐられる。
元来のムチムチボディに加え、緊縛映えする体型を目指し増量中の進化するM嬢だ。
0157名無し調教中。2009/06/19(金) 00:55:46ID:56PsY2CV

「そうかもしれんけど、それでもゼロってのは少なすぎるっちゃ」

れいなもゲームに飽きていた。待ち疲れているのだ。
もう夜の8時を過ぎている。平日でも夜ならば1本くらい電話があるもの。
これも不景気の影響か。思わず頭の中で今月の収支を計算してしまう里沙。
 
その瞬間、里沙の不安を察したかのように電話が鳴る。
スタッフが電話をとる気配が伝わってくる。長い。初めてのお客さんかもしれない。
0158名無し調教中。2009/06/19(金) 00:57:25ID:56PsY2CV

「フリーのM性感60分で初めてのお客様だけど、誰が行く?」

スタッフの声が聞こえる。お互いに顔を見合わせる。
M嬢の絵里は対応コースではないので外れる。
れいなは今日1本入っているし、初心者のプレイはウンザリという雰囲気を出している。
里沙とさゆみのどちらか、だ。
こういうときは…、
 
「公平にじゃんけんで決めようか」
「望むところです先輩!じゃんけんホイ!」
 
かけ声とともに繰り出された里沙の握り拳が、さゆみの2本の指に打ち勝った。
0159名無し調教中。2009/06/21(日) 02:31:49ID:WXrlY1R1


部屋の前に到着しチャイムを押して待つ。
里沙はこのドアが開くまでのわずかな時間を、いつになっても慣れない。
例え相手がアナルのしわまで知り尽くしている常連客であってもだ。
緊張と期待と不安と、そして少しの恐怖も入り交じった感覚。でも嫌ではない。
そう、嫌ならこの仕事はしていない。
 
ガチャ、とドアが開いて招き入れられる。
どうもどうも、と革のトランクを引きずりながら入室。同時に相手を素早く観察する。
歳は30歳前後。背は高いが体型は普通。メガネがちょっと神経質な印象を与える。
0160名無し調教中。2009/06/21(日) 02:33:08ID:WXrlY1R1

「はじめまして里沙です。よろしくお願いします」

ニコッと微笑んでお辞儀すると、相手も少し恥ずかしそうにはにかむ。
こういうお店の経験は少ないようだ。その初々しさに里沙も微笑ましくなる。
お店に電話を入れて、料金を受け取りプレイがスタート。
 
世間話も交えながら問診票を書いてもらう。希望のプレイやシチュエーション、経験など。
常連ならパスする事もあるが、嗜好のわからない相手には絶対に必要。
その間に里沙は準備をする。トランクを開けて道具を取り出す。
ベッドの布団をめくりシーツをむき出しにし、空調とシャワーの温度を調整。
最後にダークグレイのスーツを脱ぐと、その下からはピンクのナース服。
そこから延びている脚はガーターベルト付きの網タイツに包まれている。
ナース服のピンクとタイツの黒のコントラストがイヤらしい。
これで準備完了だ。
0161名無し調教中。2009/06/21(日) 02:35:14ID:WXrlY1R1

「書けたかな?見せてね」

トオルと呼んでほしいと言った彼を床に正座させ、目の前に立って問診票を読み上げていく。

「えーっと、今日はイヤらしいおねえさんに優しく責められたいと。
 M性感の経験は無し。痛いのはダメ、拘束や緊縛はやったことないのね」
「はい…そうです」
 
俯いて消え入りそうな声でやっと答えるトオル。相変わらず初々しい。
 
「浣腸の経験は無しと。アナルは…もちろん無しと。どう、今日はやってみたいの?」
「いや、ちょっと…怖いからしたくないです」
「そう。じゃあシャワー行ってらっしゃい。その股間のモノももちろんキレイにね。」
0162名無し調教中。2009/06/21(日) 02:38:57ID:WXrlY1R1

バスルームへ消える姿を見送りながら、里沙は悩んでいた。
問診票だけで恥ずかしくて顔を赤らめているのは初々しく微笑ましいが、
痛いのがダメで拘束や緊縛もダメ。浣腸やアナルも経験無し。NG項目ばかりだ。
フェラなどなにかオプションが入っていれば話は簡単なのだが、それも無い。

シャワーを終えたトオルが腰にタオルを巻いて戻ってきた。
ベッドに脚を組んで腰掛けている里沙は、まずはそこから責める。
躊躇するトオルを無視して、強い口調でタオルを外させる。
少しだけ元気になっているモノに視線を送りつつも、あえて触れない。
まずはソフトな責めから。ベットの上にうつ伏せに横たわらせる。
0163名無し調教中。2009/06/21(日) 02:41:06ID:WXrlY1R1

「これわかる?」
「…粉、ですか」
「そう、魔法の粉。これでマッサージすると気持ちいいの」
 
魔法の粉といってもただのベビーパウダーなのだが、これが侮れない。
白くサラサラした粉を背中に振りかけてマッサージを始める。
初めは手のひら全体で摩擦するように一定のペースで。
徐々に手のひらから指先へと触れる面積を減らし、速度も上げて刺激を変化させていく。
適宜パウダーを加えながら、絶え間なくリズミカルに。
疲労をとる普通のマッサージとは違い、皮膚を刺激して感覚を高めていくのが目的。
0164名無し調教中。2009/06/22(月) 01:22:13ID:tBe2f2fK

「あらあら、背中こんなに真っ白になっちゃったよ」
「えっ…」
 
その言葉に微妙にカラダをくねらせるトオル。
しかし、その言葉が無くてもカラダはうずいているようだ。
すでに里沙の指先は背中を通過し、腰から臀部まで到達していた。
 
高まっているとみるや、里沙は臀部をまたぎゆっくりと腰を下ろす。
ショーツと素肌と網タイツ。三種類の触覚がトムの臀部に伝わる。
里沙はマッサージの手だけでなく、下半身も微妙に動かして刺激を与える。
トオルの腰がモジモジと反応するのを見逃さない。
0165名無し調教中。2009/06/22(月) 01:22:40ID:tBe2f2fK

「どうしたの?」
「あっ、あ、いや」
 
おそらく、下半身は硬直して、うつ伏せの体勢では収まりが悪くなっているだろう。
里沙はその下半身の上で重心を移動させ、さらに刺激を加える。
 
「どう、気持ちいいの?」
「…はい」
「じゃあね、もっと気持ちよくしてあげる」

里沙の顔が自然にほころんでいた。
0166名無し調教中。2009/06/23(火) 23:09:58ID:ZblWxb2H

ベッドの上に座らせて、里沙はその後ろから抱きつくように手を回す。
カラダを密着させ、胸と押しつけるようにして温度と触覚で刺激を与える。
あまり豊かではない里沙のカラダ。こういう時にもっと大きければと思う。
 
「こんなに大きくしちゃって、刺激欲しいんでしょ、ここ」
 
股間の固くなり始めたモノを指先でソフトに少しだけ刺激しながら、
首筋や耳元に熱い息を吹きかけるように話しかける。
トオルは俯いたままだが、股間の方はどんどん上を向いていく。なかなか反応はいい。
0167名無し調教中。2009/06/23(火) 23:13:06ID:ZblWxb2H

「じゃあね、こういうのはどうかな〜?」
 
里沙が取り出したのは小さいタマゴ型のローター。
これにローションを少し付けてそっと乳首にあてると、アッと声を上げて反応。
それを見て空いている方の乳首も指で摘んで刺激を与える。
 
「へー。トオルはオトコノコなのに乳首で感じるんだ」
「そ、そんなこと無いです」
「じゃあやめようか」
「あっ、そんな…」
 
思わず懇願するトオルがかわいくて微笑ましくなる里沙。
もっともっと感じて欲しい、カラダ全体で。
0168名無し調教中。2009/06/23(火) 23:13:44ID:ZblWxb2H

「眼鏡を外しなさい」
 
やさしく、しかしはっきりと指示する。
里沙は受け取った眼鏡をベッドサイドに置いて、入れ替わりにアイマスクを手にする。
拘束や緊縛、鞭やアナル責めはNGだが、目隠しならばいけるのでは。
そう思いながらトオルの顔にゆっくりとアイマスクをつける。
 
「ほら、見えないからなにされるかわかんないよ」
 
不安げなトオルに追い打ちをかけるようにささやく里沙。
耳にあたる熱い吐息に、艶っぽい声に反応を見せるトオル。
視覚を制限された分、他の感覚がより鮮明に感じられるのだ。
乳首を刺激していたローターを、今度はゆっくりと下の方へと移動させる。
まずは先端に触れ、そこから下の段差の部分へとゆっくり動かす。
ローターを動かすたびにカラダをくねらせ、アソコは硬度を増していく。
里沙は荒くなっていく息遣いを頼りに快感の鉱脈をローターで探っていく。
0169名無し調教中。2009/06/23(火) 23:15:21ID:ZblWxb2H

「すごく固くなっちゃって、まったく変態なんだからトオルは」
「ハァ、ハァ、そんな、ハァ、里沙さんが上手いから…」
「なに言ってるのよ、ここ我慢汁でビチョビチョじゃない。女の子みたいだね」
「ハァ、ハァ、いや、そ、そんなあ」
 
嘘ではなかった。鈴口からあふれる透明な液体で先端がヌメヌメと光る。
ローターよりも強い刺激を。手のひらで包み込み上下に動かす。
焼けるように熱いアソコが、さらに固く力強くなっていく。
トオルのカラダがのけぞっていく。その頃合をみて、ゆっくりと手を離す。
 
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、どうして、とめちゃうんですか?」
「うふふ、まだイカせないよ」
「え、そんな、イカせてください」
0170名無し調教中。2009/06/23(火) 23:17:32ID:ZblWxb2H

手を離してもヌメヌメと光るアソコは硬度を失わない。
行き場を失った快感の束がトオルを狂わせる。
里沙は体勢を立て直してローションを投入。冷たいローションの感覚がすぐに温かくなる。
 
「いっぱい気持ちよくなってね」
 
里沙は複合で刺激を与えるのを忘れない。
アソコを握り締めながら、ささやき、そして耳たぶを唇だけで噛む。
今度はいきなり激しく動かして、一気に快感を高める。
 
「ああっ、気持いい、はぁっイキそう!」
 
声の間隔とカラダの反応を見ながらパッっと手を止める。
寸止めに呻き声を上げて悶えるトオル。
里沙の手の中でドクドクと脈打つアソコが可愛くて愛おしい。
0171名無し調教中。2009/06/25(木) 00:45:02ID:d0l00MSI

「どうしたの?イケなくて苦しいの?」
 
首がもげそうなくらいうなずくトオル。
でも、そんないたいけな姿が里沙のSッ気をさらに煽る。
再度ローションを投入して手を動かす。強烈な上下動。そしてすぐに停める。
悶えるトオルの耳に言葉を注ぎ込む。
 
「そんなカンタンにイカせないよ、トオル」
 
そう微笑んで、今度は中間の速度で手を動かした。
0172名無し調教中。2009/06/25(木) 00:46:34ID:d0l00MSI

何度寸止めしただろうか。トオルは全身に薄っすらと汗をかきぐったりとしている。
時計を確認する。体力的にも時間的にもそろそろフィニッシュへもっていかないとだ。
仰向けになっているトオルの頭のほうへ回り、ゆっくりと位置を確認しながら腰を下ろす。
里沙の敏感な部分に下着を隔ててトオルの鼻が当たる感触がする。
 
「里沙のアソコをいっぱい味わってね」
 
いわゆる顔面騎乗だが、押さえ込んで苦しさを与えるハードなものではない。
軽く押し当てて、布一枚向こうが女性器だという被虐感を煽るプレイ。
Mの素質があるトオルにはかなりの刺激になるはずだ。
そして三度ローションを投入し、手首のスナップを効かせながら上下に動かす。
自分の腕を動かす反動と、悶えるトオルの動きで里沙のアソコにも刺激が加わる。
里沙も上気してくる。もっと刺激がほしくなり、腰を微妙に動かしていた。

「いいよ、イッていいよ。いっぱい感じて!」
 
快感のおすそ分けをもらい高まった里沙が叫ぶ。
ようやく快感を解き放つことができるトオルも、声にならない叫びをあげる。
ここぞとばかり、里沙が力をこめてさらにピッチを上げる。
トオルの叫びが頂点に達した瞬間、里沙の手の中のモノが強く脈打ち、白いものを吐き出した。
0173名無し調教中。2009/06/25(木) 00:48:24ID:d0l00MSI


シャワーからあがり腰にタオルを巻いた姿のトオルが、片付けに奔走する里沙に話しかける。

「あの、目隠しはNGだったんですけど…」
「えーっ!」
 
手にしていたローターを思わず落とした里沙。あわてて問診表を確認する。
 
「ホントだ。ちゃんとNGにチェックしてあるね。ごめんなさい見落としてた」
「ちょっと怖かったんですけど、でも、いいんです。気持ちよかったから」
 
ニコッと笑って答えるトオルに、よかった、心の中で一息つく里沙。
トオルの笑顔はホテルに来てからはじめて見る表情だった。
どうやら、気持ちよかったと満足してもらえたようだ。里沙はそれがいちばんうれしい。
0174名無し調教中。2009/06/25(木) 00:49:54ID:d0l00MSI
「どうだった?はじめてのM性感は」
 
里沙は片付けの手を休めずに話しかける。
 
「もっとこう、アレな人が来るのかと。言いにくいけど、経験豊富な感じというか…」
「あー、もっと年上の人が来るかと思ってたのね」
「まあそんな感じ」

シャツのボタンをとめながらトオルは笑い、里沙もつられて笑う。
ようやく緊張が解けてきた感じだ。

「ウチの店は結構入れ替わり激しいから、みんな若い方になるね。テクは劣るかもだけど」
「いや、そんなことないですよ。少なくとも里沙さんは」
「まーたー、そんなこと言っても特別サービスしたりしないからね!」
 
里沙は笑って茶化したが、うれしかった。

「でも、ホントに今日はよかったです。ここ数回イケないことが続いてたから」
「イケなかったって?」

ほとんど道具を片付け終えた里沙は手を止めて聞き返す。
0175名無し調教中。2009/06/25(木) 00:51:51ID:d0l00MSI

「風俗にちょっとはまって、でも最近、起つんだけどイケなくなっちゃって。
 美人系から技巧派までいろいろなタイプの嬢を呼んだんだけど連敗続き。
 この前なんかはプロ意識強い嬢で、すごいテクニックて気持ちよかったんだけど、
 結局イケなくて、そしたらイケないのは私のせいですって嬢が土下座しちゃってさ。
 そんなことが続いて自信無くしちゃってね…」
「で、自信取り戻すためにウチの店に電話したのね」
「うん、そういうこと」

ああ、オトコってなんてこんなに繊細でバカ正直なんだろう!
無くしたプライドを取り戻したくてもがいてたんだ。
トオルがすごく可愛く感じて、里沙は思わずトオルを抱きしめた。

「またいつでも呼んでね。あなたの戻ってくる場所はここにあるから」
「ありがとう。今日は里沙さんに会えてホントによかった」
 
トオルは、この日最高の笑顔で里沙の名刺をしまった。

里沙もトオルの最高の笑顔を心の奥のほうにしまった。
0176名無し調教中。2009/06/26(金) 00:02:30ID:MTtC+vjW



「ただいまー、ってシゲさんだけ?」
「れいなは早上がりで、絵里は常連さんからコールが」
 
待機室に残っていたのはさゆみひとりだけだった。
まだ営業時間は残ってるものの、今日はお茶引きな雰囲気のさゆみ。
戻ってきた里沙のとなりに移動して話しかけてくる。

「で、新規さんはどうでしたか?イケメンでした?」
「そこそこイケメンだったかな」
「えーっ、いいなぁ。さゆみが行きたかったなぁ」
 
少し言いかけてやめる里沙。今日のちょっといい思い出を大切にしたい。そんな気持。
その代わりに違う質問をした。

「シゲさんにとって、戻ってくる場所ってどこ?」
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