ただいまー。1の彼、今は旦那が帰ってくる。
誰もいない部屋。
一時間程前に妻の1からメールが入り、今夜はご主人様とお泊まりとのこと。
鞄を置いて近所の託児所へ子供を迎えに行く。
時刻は夜の10時を回り、ミルクは保育士さんが飲ませてくれたそうだから、後は寝かせるだけでいい。
妻の主に似て元気で大きく、男の子と間違われるが、レッキとした女の子だ。
有り合わせで簡単な夕食をすませ、片付けをして入浴。それからしばらく寛ぐ。
子供の様子を確認して、そろそろ寝るかと思っていると、突然携帯が鳴り出した。こんな時間(12時過ぎ)の着信と言ったら1しかいない。
もしもし。
あ、○○(彼の名前)あのね、ご主人様が急用が出来て帰らなくちゃ行けないんだって。
私も今日は帰るから○○ホテルまで迎えに来て。
急遽車で自宅から40分程の○○ホテルへ向かうことになる。
○○ホテルは1や主の送迎で何度か行ってるので迷うこともない。
深夜で道も空いてるので30分かからずに到着した。
いつもごめんね。
彼が後部座席のドアを開けてやると1が座席に乗り込んだ。
彼はせめて助手席に乗ってほしいと内心思っているが、ご主人様の意向で後部座席、それもドアは彼が開けてやることと言われている。
主にしてみれば、1はあくまで主の奴隷で、1と一緒に奴隷になるという彼の事は、1に仕える更に格下の召使と言う立場に置いておきたいらしい。
夫婦であるにも関わらず、彼が妻である1とのセックスを禁止されているのもその為だ。
家に着くと、何か食べる?
彼が1に聞く。
ううん。ご主人様と食べて来たから。
それより子供は大人しく寝てるかしら。
部屋を覗くと子供はスヤスヤと可愛い寝息を立てて眠っている。
良い子ね。
1は思わず微笑んで子供を撫ぜる。
私もう寝るね。あなたも明日早いんでしょ?ごめんね。急に呼び出して。
ううん。いいんだよ。1。
1が寝ると言うことで彼も自室に戻った。
この夫婦が同じベッドではおろか、同じ部屋で寝ることはない。
彼は自室でオナニーし、落ち着くとやがて眠りに落ちた。