>>506
つづき


「あは。なんかサッカーみたい。
良かったじゃん、君サッカー好きなんでしょ?」

美咲が問い掛けたが、健介の耳にその声は届かない。

「こんなもんかな…」

暫くして、美咲はそう言うと脚を止め、健介の体を足蹴にして仰向けにさせた。
そして、グチャグチャになった顔面を満足そうに眺めると、口を開けるように命令し、その中に自らの唾液を垂らした。

「ちゃんと飲み込めよ」

そう言うと、美咲はもう一度大きく脚を振り上げ、血にまみれたローファーで健介の顔面を踏み潰した。

その後、凛子と美咲の手に因って服を剥がされ、醜態を写メで撮られた挙句、逆らったらバラまくと脅されることになる。

とはいえ、既にこの時の健介には、彼女達に逆らう体力も気力も微塵も残っていなかったのだが。