生コン流し込み中に作業員生き埋め、1人死亡
 (2010年8月30日20時46分  読売新聞)

 30日午前10時半頃、愛知県豊田市王滝町荷苗ヶ入(になえがいり)の砂防工事現場で、型枠に生コンクリートを流し込む作業中、型枠の一部が壊れて生コンが流出し、近くにいた男性作業員2人が生き埋めとなった。
 2人のうち、同市高橋町、アルバイト従業員橋口友徳さん(19)は約5時間半後に救出されたが死亡した。死因は窒息死。もう一人の作業員(33)は直後に救出されて無事だった。
 豊田署の発表によると、型枠はコンクリート製で、橋口さんらは近くで型枠の点検をしていた。現場には2人を含む作業関係者ら計11人がいたという。工事は愛知県の発注で、豊田市内の工事会社が作業を請け負っていた。
 同署は、作業手順などに問題があったとみて、業務上過失致死容疑で関係者から事情を聞いている。

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