【ソフトM】女が男に屈辱を与える小説
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過激なSMはちょっと強すぎる。暴力的なものは逆に萎える。
スポーツ対戦や学校、職場などの日常で、ちょっとしたMを感じること。
女に与えられる屈辱感を味わえる小説、体験など。
そんなソフトなM感を好きな方が集まってください。
過激な暴力描写やスカトロ的なものは別スレがありますので、そちらへ。 ____
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/ Y Y| <犬・金正恩・・・ッ!!!
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在日,! 、 i | / |
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山本 | , |/ ヾ、|' | | | |
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'イji,j、j,i 前回のあらすじ
直樹達野球部は、生徒会役員である奈央、悠子、友里の3人に馬鹿にされたため、1イニングの試合を行う
事になった。しかし野球部は中学時代にソフトボール経験があるとはいえ、女子相手にヒット1本も打てず
に攻撃を終了。そして守りではアウトを1つも取れずにゲームセットとなった。しかも打撃は主力で望み、
エースの直樹が得意のスライダーを投げて勝負したのであった。
野球部は予算が削られ、女に負けた野球部というレッテルが張られる事となり、そのため1年生4人、2年
生2人が退部してしまった。 3年生の奈央と友里、悠子は帰宅しようと玄関を出た。3人は生徒会役員で奈央は生徒会の副会長、悠子は
書記、友里は会計であった。
「ふっ」
友里がネット越しのクランドを見ると野球部が練習をしていた。
「野球部ってまだ存続してるのね」
「とっくに廃部になったかと思ったわ」
「私達にあれだけブザマな負け方してよく続けていられるわ」
「あんなんじゃ今年も1勝も出来ないでしょ」
奈央達生徒会女子が野球部と1イニングのみの試合を行い、勝利してから1ヶ月が過ぎた。ちょうど野球部
には甲子園の予選が迫っており、気合いの入った練習を行っていた。
野球部は地区予選で1回戦勝てば良いほうで、それも組み合わせで同じレベルの公立高と当ればである。
強豪私立と対戦すると決まって5回コールド負けであり、進学校のお坊ちゃま野球と言われていた。 「おい、待ってくれ」
奈央達の後ろから野球部投手の直樹が声をかけた。
「なに」
「俺達と試合してくれないか」
3人は顔を見合わせた。
「頼む。この前の試合では俺達は本当の実力を出してないんだ」
「はあっ?何言ってんの。あれが実力でしょ」
悠子があきれ顔で直樹を見た。
「たかが1回だけじゃないか」
友則も出て来て3人の前に立った。
「何度やっても同じよ。私達には勝てないわ」
「俺達に負けるのが怖いのか」
友則の言葉に3人は呆れた。
「相手にしてられないわ」 奈央達が行こうとした時、優一が出て来た。
「頼む、俺達が勝ったら予算を少し増やして欲しいんだ。このままでは野球部はやっていけないんだ」
優一が頭を下げた。
「なら廃部にすればいいじゃない」
友里の言葉に直樹の顔は赤くなった。
「何だとっ」
直樹は友里の前に立ち塞がった。
「何よ、試合して私達に勝てるの」
「今度は叩きのめしてやる」
「生意気ね、その言葉は勝ってから言いなさいよ」
「お前達こそ怖気づくな」
2人の間に奈央が割って入った。
「待ってよ、まだ試合をするとは言ってないわ」 「怖気づいたか」
「誰がヘボ野球部を恐れるのよ」
「何いっ」
悠子の言葉に野球部員達は殺気立った。
「予算配分はもう決まっているのよ。今さら野球部に回す予算は無いわ。試合しても無駄よ」
奈央が言ったが、事実、すでに予算配分は決定しており野球部に回す金は1円も無かった。
「なら生徒会の予算をよこせ」
友則が言った。
「馬鹿な事言わないでよ。どうして生徒会予算を野球部に渡さなければならないのよ」
「だから野球部がお前達に勝ったら、と言っているだろう」
「どうして私達が野球部と予算を賭けて試合をしなければいけないのよ」
「そうよ、私達には何のメリットも無いわ。しかも私達が勝つと分りきっている試合よ」
「・・・・・」
そう言われると野球部には声が無かった。 「試合をしましょうよ」
後ろから華道部の美希が声をかけた。美希と真衣が立っていた。
「美希」
悠子が美希を睨みつけた。
「野球部が勝ったら華道部の予算を全部あげるわ」
「本当か」
「その代わり、私達もその試合に入れてよ」
「華道部のお前達に野球が出来るのか」
直樹が驚いたように言った。
「私達も中学時代はソフトボールをやっていたのよ。ねえ、悠子はよく知ってるわよね」
「・・・・・」
悠子は返事をしなかった。
「へえ、それは意外だな」
男子達にはお嬢様の美希がソフトボール経験者には見えなかったのである。 当時は東中の悠子、西中の美希と言われるほどの強打者であったが、東中の悠子達は西中の美希達に
負けたのであった。しかも美希にサヨナラ本塁打を打たれての負けであった。
「久々にバットを振りたいわね」
美希が言った、美希の家は数多くの華道教室を営んでおり、母親は全国でも有名な華道家であった。そのため
美希は華道部のあるこの高校へ進学した。しかし、美希自身はランクが下のソフトボール部のある高校へ進学
したかったが、両親に反対された。美希はすでに華道師範の看板を取得しており、大学卒業後は母親が営む
華道教室のひとつを任される事になっており、将来は母親の後を継く事を約束されていた。
「予算が無くなったら華道部は大丈夫なの」
「そう、花買えなくなるんじゃない」
悠子と友里は美希を冷やかすように言った。
「花なんか・・・・」
美希は後の言葉を飲み込んだ。花などは親に言えばいくらでも持って来るのである。 「私達が入ったら負ける分けないでしょ」
美希の言葉を代わるように真衣が言った。
「面白いな。華道部のお嬢様達と野球か。めったに出来る事じゃないな」
優一が言った。
「今回は3回まででいいんじゃない、そしてダイヤモンドベースでやりましょうよ。その方が野球部の実力が
出せるでしょ」
「その通りだ」
友則が言った。
「誰が野球をやるって言ったのよ」
奈央が仕切り始めた美希を睨みつけて言った。
「奈央は美希に打たれたサヨナラホームランがトラウマになってるんでしょ」
真衣が勝ち誇ったように言った。
「何よそれ」
「事実、あそこで美希を打ち取っていれば東中の勝ちだったのよね」
「その話しは止めな」
友里が真衣を睨みつけて言った。 「だからこんなヘボ野球部に打たれるのが怖いから逃げてるんでしょ」
「逃げる?私が。ふざけないでよ。私は試合をやる意味が無いって言ってるだけよ」
「じゃあ、私達が勝ったら野球部の予算を全部生徒会が貰えばいいんじゃない」
「別に予算なんかいらないわ」
「負けたら華道部が予算を出すんだから生徒会に損は無いでしょ」
「私達は忙しいのよ。ムダな事はしたくないわ」
「他の2人はどうなの。このヘボ投手の球を打てないのかしら」
「あなた達だって知ってるでしょ、この前私達がアウト1つ取られなかった事」
「じゃあ今回は3回やってみていいんじゃない。しかもダイヤモンドベースで内野2人、外野1人でやるのよ」
友里と悠子は顔を見合わせた。 「ヒットはワンベースでいいかしら」
真衣の言葉に美希が付け足した。
「ホームランがあってもいいわね。あのフェンスまで打てたらホームラン、というのはどうかしら」
外野にはフェンスが張り巡らされており、センターフェンスまで120m程の長さであった。
「いいわよ」
悠子が頷いた。
「ふっ、俺の球がそこまで打てるかよ」
直樹は笑いながら言った。
「やりましょうよ」
「そうね」
悠子と友里が言った。
「野球部もいいわね。いまの決めごと以外は野球のルールブック通りにやりましょう」
美希が言った。
「望むところだ」
野球部は頷いた。 「本当にやるの?何のためによ」
奈央はやりたくないのか2人を睨みつけた。しかも、いきなり来た美希に仕切られてるのが面白くなかった。
「美希達にあそこまで言われて悔しくないの。私達の実力を見せつけてやろうよ」
「そうよ、西中との試合だって私達が勝ってたのよ」
「でもスカートだし。見られちゃうでしょ」
「大丈夫よ。今日は風が無いわ」
その日は風の強いこの地区にはめずらしく無風であった。
「野球部に変なヤジ飛ばされるし」
「相手にしなければいいでしょ。もし気になるのならヤジを飛ばしたら没収試合にすればいいのよ」」
「だいたいこんな事して何になるのよ」
奈央は余程面白くないのか2人を睨みつけていた。 「じゃあ負けたら野球部は廃部にするのはどうかしら」
美希が言った。
「ふざけるな。何が廃部だ」
直樹が怒鳴った。
「だって女には負けないんでしょ」
「そう、野球部男子が文系の華道部と生徒会役員の女の子に負ける分けはないのよね」
「しかも今回は3回やるのよ。さらにホームランもありよ。野球部の本当の実力が出せるでしょ」
「そう、女の子の投げる球を男ならホームラン位打てるわよね」
「だいたい、勝つ自信があるから試合を申し込んだんでしょ」
「当然だ」
「私達は制服で試合するのよ。スカートが気になって思いきったプレイが出来ないのよ。野球部はユニフォーム着て
るでしょ」
「別にジャージに着替えてきてもいいぜ」
「今日は体育が無いからジャージは持ってきてないわ。とにかく私達は不利な条件で試合をやるのよ。野球部はそんな
女の子達に負けたら恥よね。廃部は当然よ」 「それとも私達に打たれるのが怖いのかしら」
「自分達だって私達には勝てないと思ってるんでしょ」
「馬鹿な、男の野球が女に負ける分けがない」
「じゃあ決まりね。負けたら野球部は廃部。いいわね」
「いいだろう。俺達男が負ける分けはない」
直樹は他の2人を見た。2人は頷いた。
「今回は徹底的に叩きのめしてやる」
友則は言ったが、野球部は甲子園予選よりも女子達と試合を行いリベンジを果たすために必死で練習したのである。
「女に負けた野球部」という悪評は他校にまで伝わっており、このままでは収まりが付かなかった。
「いいわね奈央」
美希が言った。
「しょうがないわね」
奈央をふてくされながら言った。 優一と悠子がジャンケンをした。悠子が勝った。
「先攻を取るわ」
悠子が言った。女子達は頷いた。
打順は1番友里、2番奈央、3番悠子、4番美希、5番真衣の順である。
野球部の守備は投手は直樹、捕手は勇二、1塁優一、遊撃手に友則、外野に隆弘であった。
「生意気な女達め、俺の球を打ってみろ」
直樹は投球練習を始めた。
「バシッ」
勇二のミットに球が収まると、いい音がした。直樹の調子の良さが音に現れていた。
(今日の直樹は球が走っている。この球は女には打てないだろ)
勇二は勝利を確信した。 トップバッターの友里がバッターボックスに入った。友里で耳が隠れる位の長さの髪を真中から分けており、勝気な
顔立ちをしている。友里は大島優子を子供っぽくした感じに似ていると言われていた。胸はBカップでそこまで大き
くはなかった。
「変なヤジを飛ばしたらこの試合は止めるわよ」
膝上10cmのスカートが捕手の勇二の前に立つと、その生脚を眺めている勇二を睨みつけて友里は言った。
「プレイ」
審判の2年生が試合開始を宣告すると、直樹はストレートを投げた。
「ストライク」
ど真ん中であった。
「よし、いいぞ」
勇二は直樹に返球した。
(今日の直樹は最高に調子がいいな)
勇二はミットを構えた。 「ストライク」
2球目もストレートど真ん中であったが、友里は手を出さなかった。
3球目は外角に外してボール。
4球目は高めのストレートを投げた。
「カキーン」
友里の打球は直樹の手の中にあった。ピッチャー返しであった。
「よし、1アウトだ」
直樹はクローブを外して手を振った。友里の打球が強烈だったのである。 2番の奈央がバッターボックスに入った。
奈央は進学高によくいるお嬢様タイプの女子で、品のいい美人でおしとやかな顔立ちをしており、肩まで伸びたストレート
の髪を後ろに縛っていた。木村文乃系の顔立ちと言われていた。スカート丈は膝がやっと出る位の長さである。
奈央はバットを短く持って、当てにいくバッティングであった。
直樹は初球、カーブを投げた。
「カキーン」
奈央の打球は左方向へ飛んだが、友則へのライナーとなった。
「ナイスピッチング」
友則は直樹へ返球した。
「よし、2アウトだ」
友則は声を出したが、今の投球はスイングを取りに行くためのカーブであった。当てられたのは意外であった 3番は悠子であった。
悠子は黒ぶちのメガネにボブヘアーの才女タイプで、顔立ちはかわいいが気の強い性格をしている。稲村亜美がメガネを
かけた感じに似ていると言われているためか、自ら「神スイング」を目指していたほど打撃には自信を持っていた。
確かに以前、直樹の球を打った時は外野まで飛ばしたのであった。ただ、悠子がスカートを気にしていなかったため、
野球部員達は舞い上がるスカートばかり気になり、誰も悠子のスイングの鋭さに気が付く者はいなかった。
みな似たような体格で中肉中背であったが、悠子は他の2人よりは胸と尻が大きかった。
(この女に直樹得意のシュートを打たれたな。しかも純白のパンツだったな)
ただ、今回は外野手がいるのである。外野に飛んでもヒットになるとは限らない。しかも守備のいい隆弘である。
(いい眺めだ)
勇二は悠子の生脚を見ながら直樹にストレートのサインを出した。
(よし)
頷いた直樹の球は低めいっぱいに入った。
「ストライク」
審判の2年生の手が上がった。 (いい球だ。これは手が出ないだろう)
右打席の悠子に、右投げの直樹のストレートが決まっていた。
(よし、次はシュートだ)
直樹が頷くと、得意のシュートを投げた。
「カキーン」
悠子はシュートを待っていたかのように鋭いスイングをした。スカートは捲れ上がったが風がないため、パンツは見えなかった。
「なにっ」
直樹が後ろを振り向くと、打球は外野フェンスに当たるかと思う距離に飛んでいた。
「いや、隆弘が追いつくな」
フェンス間際で隆弘が追いついた。
「よし、3者凡退だ」
勇二はマスクを取った。 今度はセーラー服姿の女子達がマウンドへ散った。
投手は奈央、捕手は友里、1塁手は悠子、遊撃手は真衣、外野は美希が守りについた。
野球部の打順は1番は2番を打つ博史、2番は5番を打つ優一、3番は4番を打つ友則、4番は3番を打つ隆弘、5番は6番
を打つ勇二の打順であった。投手の直樹は打者を外れたが、この時点で野球部は舐められていたのである。
奈央が投球練習を始めた。ソフトボールの投球法、腕を回して投げるウィンドミル投法である。
野球部はヤジを飛ばす者はいなかった。女子達からヤジられたら試合を辞める、と言われているためであった。
(奈央、本調子じゃないわね)
球を受けている友里は感じていた。奈央はこの試合乗り気ではないのである。それが投球に現れていた。
野球部1番の博史が右バッターボックスに入った。博史は当てていくタイプのバッターで長打力はないが、打率は高く足も速
かった。守備はレフトを守っている。 「プレイ」
審判の2年生の声で投球した奈央の球は、その審判の顔面に当たる高さで投げられた。捕手の友里は立ち上がって捕球した。
2球目、3球目も大きく外れた。
「奈央、リラックスして」
友里は声をかけるとオムツをするようにスカートを股の間に巻き付けた。
「フォアボウル」
4球目も外れて博史を歩かせてしまった。
「どうしたの奈央」
友里がマウンドへ駆け寄った。
「ちょっと調子が出ないだけ。そのうち戻るわ。心配しないで」
奈央は友里の肩を叩いた。 2番の優一が右打席に入った。
(まずいわね)
優一への投球もストレートのフォアボールであった。
3番は野球部でも4番を打つ友則である。
友里はマウンドへ駆け寄った。
「奈央、何点取られたっていいわ。後で簡単に取り返せるんだから。とにかくストライクを取りに行く投球をして」
「・・・・・・・分かったわ」
奈央は友里の言い方が気に入らなかったのか、すぐには返事をしなかった。
(ストライクを投げればいいんでしょ)
奈央は友則への初球を投げた。球威のない球がど真ん中へ入った。
「カキーン」
友則の打球は奈央のスカートの下を抜けて外野へ飛んだ。満塁になった。 4番は野球部で3番を打つ隆弘であった。
「カキーン」
隆弘は甘く入った奈央の初球をとらえた。打球は再び奈央のスカートの真下を抜けて外野へ飛んだ。
「よし、先制点だ」
博史がホームベースを踏んだ。1点入ったのであった。しかも野球部は無死満塁なのである。
「奈央、気にするな。いくらでも点を取らせな」
友里が返球と同時に声をかけた。
(こっちだって点なんか取られたくないわよ)
友里の構える所に球が行かないのである。 5番は野球部で6番を打つ勇二である。勇二は左打席に入った。
(かなり甘い球だな。外野へ飛ばせばヒットだろう)
「ストライク」
初球はど真ん中に入った。
(甘い球だ。これは外野へ飛ばせるな)
センターを守っている美希を見た。
「カキーン」
勇二は甘く入った2球目をライト方向へ打ったが、力が入りすぎたのか少し高く上がりすぎた。それでもライト越えの
打球である。
「えっ」
勇二は驚いた。センター位置に守っていた美希が打球に追いつきそうなのである。
「優一、戻れ、タッチアップだ」
ベンチの直樹が叫んだ。
「バシッ」
美希は体勢を崩しながらも捕球すると、太股が露わになるほどスカートを舞い上がらせてバックホームを行った。 「よしセーフだ」
タッチアップした優一がホームインした。美希の送球が逸れたのであった。
(いい肩してるじゃない美希ちゃん。送球が逸れなかったら微妙だったわね)
捕手の友里は美希の送球に驚いていた。しかも定位置からの送球ではなく体勢を崩しての送球である。
野球部に2点目が入った。
野球部のベンチはざわついた。しかし、美希の投球に驚いたのではなく、美希のスカートが舞い上がり、もう少し
で見えそうだったからである。
「ワンアウトよ」
友里が奈央に返球した。
「ふん」
奈央は美希の好守に助けられたのが面白くなかった。
(今度こそ三振を取ってやるわ。外野なんかに飛ばさないわ) 一巡して打者は博史である。1死1、2塁であった。
「奈央、リラックスよ」
強張った表情の奈央に友里が声をかけた。
「あっ」
友里は思わず声を上げた。内角の際どいところを狙って三振を取りにいこうとした投球が、内に入りすぎた。
「うわっ」
打者の博史は避け切れず足に投球が当たった。
「デッドボール」
博史は1塁へ向った。
「ごめんなさい」
素直な性格の奈央は博史に頭を下げた。1死満塁である。 「奈央、もう少しリラックスして投げなよ」
「分かってるわ。ただ、調子が出ないだけよ」
「とにかく打たせていきな。三振を取ろうなんて思わない事よ」
その時、後ろから真衣が来て声をかけた。
「奈央、いくらでも打たせなさいよ。私のバットで取り返すから」
「・・・・ごめんなさい。もう迷惑はかけないわ」
真衣の言葉でふっ切れたのか奈央の表情は明るくなった。
2番の優一が打席に立った。
奈央の投球は外角低めに構えた友里のミットに吸い込まれるように入った。
「ストライク」
優一は手が出なかった。
「この調子よ」
友里は返球した。 2球目はど真ん中へ投げた。スピードがあり手元で伸びた。
「ストライク」
優一は空振りした。
「3球で仕留めるわよ」
奈央は優一に言った。
「くそっ」
優一はヘルメットをかぶり直した。
「はっ」
ショートの位置にいた真衣がスクイズのサインに気が付いてダッシュして来た。
「コン」
奈央の3球目はど真ん中のストレートだったが、優一は1塁線にスリーバントをしたのであった。
「あっ」
奈央が打球を拾った時にはすでに友則はホームベースを踏んでいた。3点目が入った。 そしてすぐに友則が打席に入った。
「ストライク」
友則のバットが空を切った。奈央の外角低めのボール球を振らされたのである。
「くそっ」
友則がヘルメットをかぶり直した。
(来るわよ)
ショートの真衣がファーストの悠子を見た。悠子は頷いた。3塁は隆弘である。
(よし、もらった)
奈央の投球と同時にランナーが一斉に走り出した。同時に真衣と悠子もダッシュした。
「コン」
友則の打球は3塁線へと転がった。
(これは刺せるわ)
真衣が打球を取って捕手の友里に投げた。友里はホームベース上で構えていた。 隆弘は物凄い勢いで足から滑り込んだ。友里が捕球するのとほぼ同時であった。
「きゃああああっ」
友里は悲鳴を上げてホームベースから離れた。隆弘が友里のスカートの下に滑り込んだのであった。
「セーフ」
隆弘は立ち上がるとニヤニヤしていた。
「もう少しで見えるところだったのにな」
「変態っ」
友里は隆弘を睨みつけた。
「おいおい、今のはプレイ中の出来事だぜ。変態呼ばわりはないよな。しかも避けたから見えなかったぜ」
野球部に4点目が入った。しかもまだ1死満塁である。 そして、今生還した4番の隆弘である。
「ホームランを打ってやる」
隆弘は打席に入った。
(さっきは甘く入ったストレートを初球打ちされたわね)
友里は内角低めのボールになる位置でミットを構えた。
「キーン」
隆弘はボール球に手を出してファーストゴロとなったが、打球が思ったより強かった。
「はっ」
1塁の悠子が打球に追いつき、ベースカバーに入った奈央に投げた。
「よし、いいぞ5点目だ」
1塁はアウトだが、3塁の博史がホームインした。 5番の勇二が打席に入った。
「今度こそホームランを打ってやる」
「ふふっ、もうそんな甘い球は来ないわよ」
「所詮は女の投げる球だ」
「残塁にならなければいいけど」
捕手の友里が勇二を見上げて言った。
「ボール」
奈央の初球は外角の低めであったが勇二は手を出さなかった。ただ、球威はあった。
(三振取れるわね)
友里は外角高めに構えた。
「キーン」
打球は奈央の球威に押されてファールになった。 次は外角低め、ぎりぎりコースが入る位置で構えた。
「キーン」
当然のように勇二は振って来たが、外角に逃げる球にタイミングが合わずファールになった。
(次はど真ん中に思いっきり投げな)
友里はストレートを要求した。
「ストライクアウト」
勇二のバットは空振りした。手元で伸びる球威のあるストレートであった。
「くそっ」
勇二はバットで地面を叩いた。チェンジである。 2回の表、女子の攻撃は4番の華道部美希からである。
美希は運動神経も良く、成績はトップクラスで容姿端麗の上、家は金持ちと言う筋金入りのお嬢様である。
生田絵梨花に似ていると言われており、校内でも5本の指に入るほどの美人である。ただ、欠点を言えば
Bカップの貧乳であった。しかし全体的にはスタイルのいい体型である、セーラー服が似合っていた。
膝上10cmのスカートからきれいな脚が見えていた。
「おおっ、いい眺めだな」
キャッチャーの勇二が右打席に入った美希の生脚を見ながら言った。
「そうでしょ。私、脚には自信あるのよ」
美希は笑いながら言った。
(華道部のお嬢様か)
マウンド上の直樹は美人の美希を見ながら呟いた。 「ストライク」
美希への初球は外角に落ちるカーブであった。
(ふっ、お嬢様には手が出ないだろ)
直樹は美希を見くびっていた。
「ストライク」
2球目同じコースに同じカーブを投げた。
(打たせてやろうか)
勇二のサインは外のボール球であった。
3球目、4球目は外に外れるボール球である。美希は振らなかった。
(勇二の奴、随分遊ぶな)
5球目も内角低めのボール球である。
「ボール」
(くそっ、振らないな)
勇二は美希にボール球を振らせてスカートの中を見ようとしていたのである。 (こんな美人のパンチラを見れる事なんてめったに無いだろう)
勇二は目の前に伸びるきれいな生脚を見ながらスケベ心でいっぱいであった。
(最後はお前のスライダーを見せてやれ)
勇二のサインに直樹は頷いた。
「カキーン」
美希の打球は外野の奥まで飛んだ。美希は走らずにその場を動かなかった。
(まさかホームランにはならないだろう)
打球を追う隆弘がフェンスぎりぎりに構えた。
「アウト」
隆弘が捕球したのであった。
「おっしいなぁ」
美希は残念そうにバット真衣に渡した。
(直樹のスライダーをあの距離まで持っていかれるとは、しかも華道部のお嬢様に)
勇二は美希の打撃に驚いた。 5番の華道部の真衣が右打席に入った。
真衣も美希と同じ中学でソフトボール部に入っていた。美希とは親友で、真衣も美希の華道教室に通っていた。
真衣も利発そうな顔をしており、志田未来に感じがにている。中学では美希が4番、真衣は3番を打って
いた。長打力は無かったが、打率はチームの中では1番であった。
スカート丈は美希と同じ膝上10cmだが、身長は美希よりも低いため、美希といると子供っぽく見えた。
体型は少しポッチャリ系で胸が意外と大きくDカップであった。
(華道部には同じ球だ)
真衣にも外角に落ちるカーブを投げた。
「カキーン」
真衣は初球を打って来た。打球は外野の右中間へ飛んだ。
「パシッ」
隆弘が追いつき捕球した。 1番友里が打席へ入った。女子はまだノーヒットである。
「よし、2アウトだ」
直樹は構えてサインを見た。初球、スライダーのサインである。
「ストライク」
友里は手を出さなかった。
「思いっきり振ってスカートを舞いあがらせてくれ」
勇二は友里に言った。
「アホか」
友里は素振りをしながら言った。事実、スカートの中が見えるほどではなかった。
(くそっ、見えないな)
勇二はスカートの中が見えない事に苛立った。 (ストレートで思いっきり振らせてやるか)
勇二のサインに直樹は頷いた。
「カキーン」
友里は強烈なスイングをした。
(よし、いいぞ)
勇二はスカートを覗きこむように体勢を低くしたが、スカートの中は見えなかった。
(くそっ、おしい)
打球は外野まで飛んだが、フェンスの前で隆弘が追いついた。
「パシッ」
隆弘が捕球した。
「直樹、パーフェクトだな」
「なに、女相手に当然だ」
直樹は勇二の肩を叩いた。 2回の裏、野球部の攻撃である。
「さあ、奈央、これからは本気でいくわよ」
キャッチャーの友里が声を出した。
「今までは本気じゃなかったのか」
バッターボックスに入った博史が言った。
「そう、もう簡単には打てないわよ」
「それじゃあ、本気を見せてもらおうか」
「っていうか、博史はまだ打ってないじゃん」
「まともに投げないから打たせてくれないんだろよ」
博史の打席はファボウルとデッドボールであった。
「ストライク」
博史への初球はストレートが鋭く決まった。
「ストライク」
2球目はチェンジアップを空振りした。
「くそっ」 3球目は内角低めに投げた。
「カキーン」
打球は三遊間への強烈なゴロとなったが真衣が追い付いて一塁へ投げた。アウトであった。
「おおおおっ」
野球部ベンチから声が上がった。今の打球は抜けてもおかしくなかったが、真衣の好守でしのいだ。
しかし、野球部の声は打球を処理した真衣のスカートが捲れ上がり、もう少しで見えそうであった
ために上がった声であった。
「パンツ見せろ」
「もっとスカート捲れるように投げろ」
「スカート脱いで投げろ」
「裸で投げろ」
野球部のベンチからはリードしているため、野次が飛びだした。 優一が右打席に入った。前の打席はフォアボウルとスクイズであった。
「またバントかしら。セコイ5番よね」
友里が優一を冷やかした。
「これからは男の野球を見せてやるさ」
優一への1球目はドロップであった。
「ストライク」
優一は大きく空振りをした。
「くそっ」
2球目は手元で浮き上がった。ライズボールである。
「ストライク」
優一は2球目も空振りした。 「男の野球を見せなさいよ」
友里が笑いながら言った。
(みんな真衣のパンツ見たがってるわね)
友里は意地悪ぽくインコースへ構えた。
(へえ〜さすがね)
友里は構えを見て守備位置を移動した真衣に感心した。真衣は三塁側へ守備位置を移した。
(引っ張ってくれるかな。真衣ちゃん、がんばって見せてね)
「カキーン」
優一は三塁線へ引っ張った。
(うそ)
真衣は奈央が投げた瞬間に三塁線へ動いた。奈央はチエンジアップを投げたのである。
「おおおっ」
野球部のベンチから歓声が上がった。真衣が打球に追い付き一塁へ投げた。アウトであった。 「おしいな」
野球部の歓声は真衣のスカートが捲れ上がり見えそうになったためであった。しかも今回は激しい動きで
短いスカートが太股が露わになるほど捲り上がったのであった。
「ナイスフィールディングよ真衣」
奈央は笑顔で言ったが、真衣は友里を睨みつけていた。
「おい、見えないぞ」
「優一、いい所に打ったぞ」
「どうせ打つならパンツ見えるぐらいに打て」
「打球をスカートの中にぶち込んでやれ」
「打球をアソコにぶち込め」
野球部の野次はだんだんと過激になってきた。 「そろそろホームランを打ってやるか」
3番の友則が右打席に入った。前打席ではヒットを打っているのである。友則は野球部では4番である。
「見たいわ〜、ホームラン」
友里が冷やかすように言った。
(次も引っ張らせたら真衣が怒るわね)
友里はアウトコースへミットを構えると、一塁を守っている悠子を見た。悠子は一塁ベースより後ろに
守備位置を変えた。
多少風が出て来たのか奈央のスカートが前へ揺れ始めた。
「カキーン」
友則は一塁線へ流し打ちした。 「パシッ」
それを待ってたかのように飛びついた悠子に捕球された。
「オオオオッ」
野球部のベンチから再び歓声が上がった。悠子のスカートが舞い上がったのであった。しかし、パンツは
見えなかった。
「惜しいな」
「もう少しだったな」
「サービスしてパンツぐらい見せろ」
「サービスしてアソコで捕れ」
野球部員は再び品の無いヤジを飛ばした。野球部はこの回無得点であったが、5対0でリードしているの
であり、次の1回を押えれば野球部の勝ちであった。 そして3回の表、女子の攻撃である。
「この回で終わりなんだから最後にパンツぐらい見せてくれよ」
キャッチャーの勇二がバッターボックスに入った奈央に言った。
「はあ?バカじゃないの」
奈央は勇二を睨みつけた。
「見せたって減るもんじゃないだろう」
「野球部員はそんな事しか考えてないのかしら。本当に変態よね」
「もう少し風が強くならねえかな」
「全く野球部はどうしようもないわね」
しかし、そんな勇二の願いが通じたのか奈央のスカートが揺れ始めた。風が吹き出したのである。
「おおおっ、いいぞ」
「変態っ」 奈央はスカートに手を当ててバットを短く持って構えたが、風は投手にとっては追い風だが、バッターに
とっては向かい風であった。
(外いっぱいだな、大きく振らせてやろう)
勇二はパンチラを期待した。
「ストライク」
外角いっぱいに入ったが、奈央を手を出さなかった。
(それじゃ、もう一球同じところだ)
「ストライク」
直樹は同じ外角いっぱいに投げた。奈央は手を出さなかった。奈央のスカートが揺れ始めた。
(くそっ、絶対パンツ見てやる)
勇二は同じサインを出した。
「ストライク、アウト」 奈央は手を出さなかった。見逃しの三振であった。
「奈央、振らなきゃ当たらないわよ」
次の打席に入った悠子が言ったが奈央は憮然とした表情で無言であった。
ワンアウトなのであと2人で野球部の勝ちである。
(こいつは見えるだろう)
勇二は悠子の短めなスカート丈を見ながら外いっぱいに構えた。
悠子は中学時代は4番を打っており、神スイングを目指していたほどバッティングが得意であった。
前回の野球部との試合でもホームランを思わせるほどの打球を外野へ飛ばしたが、野球部員達は腹まで
舞い上がったスカートから見えたパンチラしか記憶になかった。
(勇二の奴、外ばかり構えるな)
直樹は勇二の下心など気が付く分けはなかった。 「カキーン」
悠子の打球は一塁線への流し打ち、女子では初安打であった。
(おおおっ、見えたぞ)
打った瞬間、悠子のスカートの後ろが捲れ上がり、白いパンツの尻が勇二の前で見えた。しかし、大きく
捲れ上がった分けではないため、勇二の位置からしか見えなかった。
「ずるいぞ勇二」
「俺達にも見れるように投げさせろ」
「勇二、バット出すなよ。お前はキャッチャーだぞ」
「勇二、バット扱くなよ。お前が白いの出すなよ」
「勇二、バット入れるなよ。お前が受ける方だぞ」
スカートが捲れたため、野球部はヤジを飛ばし始めた。 「品が無いわね野球部は」
打席に入った華道部の美希が勇二に言った。
勇二は興奮した。美人でお嬢様の美希が目の前でスカートを揺らせているのである。
(まだ少し風が弱いか)
勇二は美希のパンチラを見る事で頭がいっぱいであった。当然、外いっぱいに構えて大きく振らせようと
した。
(外か、ダブルプレイ狙いだな)
直樹は勇二のサインに頷いた。ダブルプレイならゲームセットである。
直樹は勇二が構えた通り外角いっぱいへ投げたが、少し外れ、明らかにボールと解る投球になった。
「えっ」
勇二は驚いた。美希はそのボール球を打ちにいったのであった。
「カキーン」
美希は、外角の外れ球にバットを合わせたのであった。 「あっ」
勇二は声を上げた。打球はファーストの頭上を越えライトへ落ちた。
「ちっ」
勇二は舌打ちした。それは打たれた事よりパンツが見えなかったことの舌打ちであった。
合わせたバッティングのため、スイングが小さくスカートは捲れなかったのである。
ワンアウト1塁、2塁で真衣がバッターボックスに入った。
(くそっ、今度こそ華道部のパンチラを拝んでやる)
勇二は再び外角いっぱいのサインを出した。
(今度こそダブルプレイだな)
直樹は頷いた。
(美味そうな太股だな)
勇二はポッチャリ系の真衣のスカートを覗き込むように見ていた。健康的な脚である。 (かわいい顔だな)
勇二はかわいい真衣を見てるとパンチラを見たくなった。
「ストライク」
真衣は振らなかった。
(よし、もう一球だ)
勇二は同じ所へ構えた。
「カキーン」
真衣はそのゲッツーシフトの中へ物凄いライナーを強打した。
(おおおおっ)
真衣のスカートの後ろが舞い上がり、勇二からパステルブルーのパンツが見えた。
「うっ」
一塁の優一は飛びついたが捕れなかった。
「勇二、俺達にも見せろ」
「お前ばかりずるいぞ」
「お前はバット立てるな」
「お前はバット振るな」
「お前はバット入れるな」
満塁になったのだが野球部の野次は勢いついた。 ワンアウト満塁で友里が打席に入った。
「今度は見せてくれよな」
勇二は友里のスカートを覗きこむようにしながら言った。
「いいわよ。私のホームランを見せてあげるわ」
友里のスカートを風が揺らせていた。風は少しづつ強くなって来たのである。
(やっぱり外の球を振らせるのが一番見える確率が高いな)
勇二はサインを出し、再び外角いっぱいに構えた。
(おい、また外かよ。見破られてるぞ)
直樹は首を横に振った。
(直樹の野郎、俺にパンツを見せないつもりか)
勇二は再び同じサインを出した。
(分かった。とことんゲッツーだな)
直樹は頷いた。ゲッツーを取ればゲームセットである。 「ストライク」
友里は手を出さなかった。外角いっぱいのコースで、球は走っていた。
(おおおっ、いいぞ)
勇二は揺れるスカートを見ながら再び同じサインを出した。
(よし)
直樹は頷いた。
「カキーン」
友里は一塁線へ見事な流し打ちを見せた。
(おおおおおっ)
勇二の目の前でスカートが舞い上がり、パステルピンクのパンツが丸見えになった。
「おおおおおっ」
野球部のベンチからも歓声が上がった。
「はい、1点返したわよ」
悠子がホームインして言った。
「やっと1点取れたな」
勇二は笑いながら言った。 「そうね、最初の1点ね」
悠子は風で舞い上がりそうになったスカートを押えた。
3回の表で1−5、ワンアウト満塁であった。
「今度は見せてくれよ」
奈央が打席に入ると勇二は揺れるスカートを覗き込むように言った。
「野球部はどうしてそう言う事しか考えてないの」
「何が?俺は打撃を見せてくれって言ったつもりだが」
「・・・・そう、じゃあ、見せてあげるわ」
勇二は再び外角のサインを出すと、直樹は頷いた。前の打席で奈央は外角で見逃しの三振だった。
「カキーン」
打球はセンター前へ抜けた。上手いバッティングである。
(くそっ、見えないじゃないか)
スカートが長めの奈央は、余程勢い良く振らないと見えないのである。 「ふふっ、2点目ね」
美希がホームインした。ホームインした美希のスカートが膨らんだが、美希はすぐに押えた。
(いい風になって来たな)
勇二は打席に入った悠子のスカートを見ていた。
「さあ、ガンガン行くわよ」
悠子は気合いの入った素振りをした。
(おおおおおおおおっ)
勇二は興奮した。素振りをした悠子のスカートが目の前で舞い上がったのである。
「おおおおっ、いいぞ」
「見えたっ」
「白いパンツが眩しいぜ」
「もっと見せろ」
「スカート脱げ」
野球部ベンチからも見えたのか、ヤジが飛んだ。 「ふっ」
悠子はスカートを気にしないのか、勇二の目の前で気合いの入った素振りを繰り返した。
(もうたまらないぜ)
勇二の前で悠子のスカートの正面が舞い上がっているのである。赤いリボンの付いた綿の純白パンツ
が丸見えなのである。小さなレースが縁取った女子高生らしいかわいいパンツで、恥丘の盛上がりが
クロッチ部分を膨らませていた。
「白いパンツか」
マウンドの直樹からも悠子のパンツは見えていた。
(これ以上点はやらないぞ)
直樹は勇二の外いっぱいのサインに首を振った。
(まあ、いいか。黙ってても見えるんだ)
勇二は直樹自慢のシュートのサインを出した。
「よし」
直樹は頷いた。 「ストライク」
悠子は大きく空振りした。当然、スカートは舞い上がり白いパンツが丸見えになった。
「いいぞ、もっと見せろ」
「勇二、パンチラばっかり見て後逸するなよ」
「勇二、お前のバットで打ってやれ」
「お前のバットを入れてやれ」
野球部ベンチは悠子のパンチラに沸いたが、勇二は思わず投球を見逃しそうになるほど、見事にスカート
が舞い上がった。「神スイング」と自らが言うほどの鋭いスイングである。
勇二の位置からは腹まで見えていた。
(よし、シュートで三振を取るか)
直樹はサインに頷いた。 「カキーン」
悠子の打球はバックネットに当たった。真後ろに飛んだファールであった。
(ファールが後ろね。タイミングは合ってるわ)
2塁ベースにいる友里は悠子がホームランを打つ事を確信した。
「悠子、神スイングを見せてやりな」
友里が叫んだ。
「ふっ、俺達にとっては神パンチラだよ」
ショートの友則が言った。
「よし、これで終わりだ」
直樹は自慢のシュートを投げた。 「カキーン」
悠子はスカートが腹まで舞い上がる物凄いスイングで直樹のシュートを打った。
「えっ」
外野の隆弘がフェンスに飛びついた。
「バン」
打球は隆弘の上のフェンスに当たって落ちた。ホームランであった。
「ふふっ、ホームランよ、逆転ね」
悠子はバットを捨ててベースを回った。女子達に4点が入り、6対5で逆転した。
「さあ、私もホームラン打っちゃおうかな」
美希が打席に入った。 「大丈夫だ、まだ裏の攻撃があるんだ。点なんていくらでも取ってやるさ」
キャッチャーの勇二が直樹の元へ駆け寄った。
「そうだな。俺のシュートが簡単に打てる分けは無い」
「まあ、いつも通りに投げろ。相手は女だ」
勇二は戻るとしゃがみ込んだ。
「これは・・たまんねえな」
美希のスカートが強くなって来た風で舞い上がっているのである。
「ふっ」
美希もあまりスカートを気にしておらず、スカートが膨らんでも押えようとはしなかった。
「立って来ちゃうぜ」
勇二の位置からはスカートの中がチラチラと見えていた。 「・・・・・」
野球部のベンチも美人の美希のスカートが、見えそうで見えないので固唾を飲んで見ていた。
「ストライク」
直樹の一球目はストレートであった。風に押されてスピードが増していた。美希は振らなかった。
(2球目は内角ギリギリで攻めろ)
勇二のサインに直樹は頷いた。
「うっ」
内に構えると美希のスカートの中が丸見えになっているのであった。
(物凄い眺めだ)
美希もシンプルな綿の純白パンツで、正面にピンクのリボンが付いていた。レースやフリルの付いていない
飾りっ気のないパンツが尻にピッタリと履かれていた。 「ストライク」
美希は振らなかった。キレのある投球で、普通の打者なら打てないだろう。
(この位置はいいな)
勇二は内角低めのボールになるコースのサインを出した。勇二はいよいよ低く構えた。
(覗きをしているみたいだな)
美希の純白パンツをモロに見ているのである。
(尻に顔を埋めてやりたいな)
「ボール」
勇二が美希の尻を見ているとベンチから歓声が上がった。スカートが大きく舞い上がったのである。 (打って来ないな)
勇二はパンツばかり見ていて気が付かなかったが、美希は立ったままである。
(このままだと俺の方が立ってしまうぜ)
勇二は直樹にシュートのサインを出した。直樹は頷いた。
(そろそろ仕留めるか)
「カキーン」
美希は待ってましたとばかりに鋭いスイングを見せた。スカートが腹まで捲れ上がった。
「えっ」
打球はライナーでフェンスを直撃した。
「ホームランね」
美希はベースを回り始めた。7対5である。 「バシッ」
ホームインした美希はバッターボックスに入った真衣とハイタッチをした。
「風が出て来たわね」
勇二の前で真衣のスカートが揺れていた。
「いい風じゃないか」
勇二の言葉に真衣はスカートに手を当てた。
(こいつも白だったな)
勇二はチラとしか見ていないため、パステルブルーのパンツを白と思ったのであろう。
(意外と捲れるな)
真衣は尻が大きくスカートの広がりが大きいため、風でスカートが広がっていたが、スカートを気にして
手を当てていた。 (風で球速が出ている。ストレートで押すか)
勇二のサインに直樹は頷いた。
「カキーン」
真衣のスカートが広がると、打球は右中間へ飛んだ。
「おおおおおっ」
ベンチから歓声が上がった。真衣の薄い水色のパンツが丸見えになったのであった。
(かわいい子のかわいいパンツか)
勇二の位置から正面に緑色のリボンが付いたかわいいパンツがモロに見えた。しかも、打つ時に大きな尻に
履かれたかわいいパンツがいやらしくよじれていたのである。 しかし、ワンアウト1塁である。
「ちょっといやな風ね」
友里がバッターボックスへ入った。
「いや、いい風だ」
勇二が友里を冷やかすように言った。
(外へのカーブだ)
勇二のサインに直樹は頷いた。
「カキーン」
友里の鋭い打球が直樹の股間を抜いた。
(おおおおっ)
友里のパステルピンクのパンツがモロに見えたのである。
「見えたぜピンク」
勇二は喜んでいたが、ワンアウト1塁2塁である。 2番の奈央が打席に入った。強くなった風が奈央のスカートを揺らし始めた。
(こいつのはまだ拝ませてもらってないな)
直樹は高めのスライダーを投げたが、奈央に上手く合わせられセンター前に運ばれた。
「ちっ、また見えなかったぜ、上手くやられてるな」
勇二は奈央がスカートを意識したバッティングをしていることに気が付いた。
ワンアウト満塁である。
「おっ、来たなパンチラバッター」
3番の悠子が打席に入ると勇二はニヤリとした。 「満塁だって解ってるのかしら」
悠子は勇二の目の前で鋭いスイングを見せた。
「うっ」
悠子のスカートは勇二の顔の前で舞い上がった。
(いいケツしてるぜ)
勇二からピッタリと尻に穿かれたパンツの尻が丸見えになった。
(シュートは通じないな、真向勝負でいくか)
勇二はストレートのサインを出した。
(直樹のストレートは威力を増している。女に打たれる事はないだろう)
「威力」と言っても追い風に乗っているだけであり、その風が悠子のスカートを膨らませていた。
(本当にいい眺めだぜ)
スカートが膨らむ度にキャッチャーの勇二から悠子の白いパンツが見え隠れしていた。 「カキーン」
悠子は物凄いスイングをして直樹のストレートを打った。スカートは腹まで捲れ上がり純白のパンツが露わになった。
「いったわね」
打った瞬間に悠子が言った。打球はフェンス上段に当たった。
「・・・・・」
外野の隆弘は動けなかった。
「ハイ」「ハイ」「ハイ」
女子達はホームインする度に、次の打者である美希とハイタッチをした。
「これで11対5、ダブルスコアね」
美希は勇二を見下ろして言った。
「6点差なんて、すぐに取り返せるさ」
「6点差で済めばだけど」 美希は打席で構えた。
(お嬢様、随分と地味なパンツだな)
勇二は美希のきれいな生脚と穿いている綿の純白パンツを見ていた。
(女には力で押すしかないな)
勇二は再びストレートのサインを出したが直樹は首を振った。
(まさかシュートで勝負すると言うのか)
勇二はシュートのサインを出すと直樹は頷いた。
(無理だ、また持っていかれるぞ)
勇二はストレートのサインを出したが直樹は首を横に振った。
(分かった。直樹の男としてのプライドが許さないんだな)
前の打席で得意のシュートを待ちかまえて打たれたのが許せなかったのである。
(よし、直樹の男を見せてやれ)
勇二はシュートのサインを出した。 「カキーン」
美希も悠子に劣らない鋭いスイングをして直樹自慢のシュートを打った。美希のスカートも腹まで捲れ上がり
白いパンツが露わになった。
「バン」
打球はフェンスを直撃したが、悠子の打球より低い位置に当たった。
「ちっ」
美希は悔しそうにベースを回った。
「ナイスバッティング」
ホームインした美希と真衣がハイタッチをした。
「不発よ」
美希は不愉快そうに言った。
これで12対5、まだワンアウトである。
「私もホームラン打っちゃおうかな」
真衣が打席に入った。 (んっ、水色だな)
勇二は真衣のパンツを白かと思っていたが、じっくり見ると水色であった。
(よし、シュートで行こう)
直樹は頷いた。
「カキーン」
真衣のパステルブルーのパンツに包まれた大きな尻が丸見えになった。
「・・・・・」
真衣の打球もフェンスを直撃した。3打席連続ホームランであった。
「くそっ」
直樹はマウンドでうな垂れた。得意のシュートを女の子に連続ホームランを打たれたのである。
「友里もホームラン打ちなよ」
ホームインした真衣が次の打者の友里にプレッシャーをかけるように言った。
13対5、ワンアウトである。 「何よ、ホームランなんて、いくらでも打ってやるわよ」
友里は不愉快そうに言った。
(またシュートか)
勇二は恐る恐るシュートのサインを出した。直樹は頷いた。
(まあ、いいか。簡単にホームランが打てる分けはないしな)
「カキーン」
友里は今までに無い鋭いスイングで直樹のシュートを打った。
「バカな」
打球は隆弘の頭上を越えてフェンスに当たった。
「ホームランよ」
友里はベースを回った。
「・・・・・」
直樹は無言であった。 「はい、15点目よ」
友里は奈央とハイタッチをしたが、奈央のテンションは低かった。
「アホらしいわ。どうしてこんな試合で本気になってパンツ見せなきゃならないのよ」
「そろそろパンツみせてくれよ」
勇二が言った。
「へ・ん・た・い」
奈央は相手にしなかった。
「それよりも点差を考えたら」
すでに10点差である。
(これ以上は点をやれないな)
勇二はシュートのサインを出した。
「カキーン」
奈央のバットを短く持って合わせるバッティングでセンター前へ抜けた。 「これであと2点追加になるわね」
スカートを膨らましながら悠子がバッターボックスへと入った
(この女にはシュートやストレートは通用しないな)
勇二は悠子の純白のパンツを見ながら考えていた。
(カーブだな)
勇二のサインに直樹は首を振った。
(とにかくシュートか)
直樹はシュートのサインに頷いた。
(この女にはシュートは通じないぞ。ホームランを打たれるぞ)
勇二は再びカーブのサインを出したが、直樹は首を横に振った。
(これ以上点を取られたら勝てないぞ。さすがに10点以上取るのは難しいぞ)
勇二はフォークのサインを出したが直樹は首を横に振った。
(直樹のプライドが許さないのか。その自信はどこから来るんだ)
勇二はやむなくシュートのサインを出した。 「カキーン」
悠子のスカートは腹まで舞い上がった。
「懲りずにシュートを投げるのね」
悠子の打球はフェンス上段に当たった。2点ホームランである。
「はい、17点目ね」
悠子はホームインすると美希に言った。
「野球部は9人守備に着いていいわよね。これじゃ終わらないわ」
美希がスカートを風に靡かせながら言った。
「でもホームラン打つから意味はないけど」
野球部員達は集まり相談していたが、結局、9人が守備に着く事にした。
「直樹、いいかげんにしろ」
勇二は直樹に言った。
「俺のシュートが打たれるはずが無い」
「現にホームラン打たれているだろう」
「あれはマグレだ」
「マグレで17点も取られるのか」
「俺のシュートが女に通じないって言うのか」
「とにかく、もうシュートは投げるな。カーブやフォークを入り混ぜて投げろ」
「・・・・・」
直樹は返事をしなかった。 「ただ、直樹得意のシュートが通じない以上、カーブやフォークが打たれないという保証はないだろう」
博史が言った。
「今日の直樹のシュートは悪くない。マグレかもしれないぞ」
友則も言った。
「とにかく、この回を終わらせる事だ。その後でもう反撃だ」
「そうだな。女の投げる球だ。10点くらいは簡単に取れるだろう」
部員達は直樹に賛同して守備に散った。
(とにかくカーブで変わすしかないな)
このままでいけば本当に負けて野球部は廃部になるのである。しかし、直樹は勇二のサインに首を振らなかった。
「えっ」
「うわっ」
「ストライク」
美希と勇二は同時に声を上げた。直樹がシュートを投げたのである。
「ちょっと、もうシュート投げるの止めさせなさいよ」
美希は勇二を睨みつけて言った。 「これじゃ永遠に終わらないわよ」
「何だと」
「仕方ないわね、終われるようにチャンスをあげましょうよ」
「すぐに終わらてやるさ」
「そうね、野球は9人でやるものよね」
美希は含み笑いをして女子達の方を見た。
「やりな、美希」
先程、女子達は何か相談をしていたらしく、悠子が叫んだ。
(直樹、どうした、カーブを投げろ)
勇二がサインを出しても直樹は答えなかった。
「あっ」
直樹はまたシュートを投げたのであった。
「もう、しょうがないわね」
美希は9人守備になったショートの友則へスカートを舞い上がらせて強打した。 「うわっ」
打球は友則の正面への強烈なライナーとなったが、友則はグラブを弾かれた。打球はセンター前へ抜けた。
「ううううっ」
友則は手を痛そうに押えた。
「大丈夫か」
サードの守備に着いた3年生の蔵人が心配そうに声をかけた。
「ああ」
友則は怯えたような表情で言った。
「くそっ、惜しかったな」
直樹は自分のシュートで打ち取ったと思ったのか残念そうな表情をした。 「私はアウトにしてくれるのかな」
真衣は勇二にかわいい顔を向けて言った。
(とにかくカーブだ)
しかし直樹は首を振らなかった。
「ストライク」
直樹はシュートを投げた。
「いいのかな、このまま投げて」
真衣は勇二にかわいいパンツを見せながら言った。真衣のスカートは風で舞い上がっていた。
「カキーン」
真衣は直樹のシュートを友則に向けて強打した。
「うわっ」
真衣の強烈な打球は友則のグラブを再び弾いた。
「うううううっ」
友則は手を押えてその場にしゃがみ込んだ。 「どうなっても知らないわよ」
友里はパステルピンクのパンツを勇二に見せながら言った。
「カキーン」
友里は直樹のシュートを強打した。友里のスカートが腹まで見えるほど舞い上がったが、かわいいパンツ
が露わになると同時にショートの友則は倒れた。友則を強襲した打球を捕球できずに顔面に当たったのであった。
「大丈夫か」
内野手が友則の周りに集まったが、友則は立てなかった。
「1年生、担架だ」
蔵人が叫んだ。友則は気を失っていた。
「だらしないわね。男でしょ」
2塁ベース上にいる真衣が言った。
「博史、ショートに入れ」
友則の替わりに、レフトの博史がショートに、2年生の正雄がレフトの守備についた。 「こんなやり方はフェアじゃないわ。打てるなら打てばいいじゃない」
打席に入った奈央がバットを長く持ち替えて言った。
「カキーン」
奈央は直樹のシュートに対して今までには無い鋭いスイングを見せた。長めのスカートは舞い上がり、白にピンクの
花柄の付いたパンツが丸見えになった。
「バン」
「・・・・・」
奈央のパンツを初めて見た勇二は声が無かった。打球はフェンスを直撃した。ホームランである。
「これで21対5ね」
「ホームラン打てるじゃない」
打席に入った悠子がホームインした奈央に皮肉めいて言った。 「私の打球は捕れるかしら」
悠子は打席に入るとパンツが丸見えになるほどの気合いの入った素振りを見せたが、内野手の男子達はその純白の
パンツを見ながら怯えた表情をしていた。
(どうせシュートね、一球で仕留めてやる)
バットを振り切った時、サードの蔵人と目が合った。
「ふふっ」
悠子は蔵人にかわいい笑顔を向けた。
(まずいな)
勇二は悠子が蔵人を狙っているのを察した。
(この女に強打されたら蔵人は捕れないだろう。いや、友則の二の舞になるだろう)
勇二は白いパンツの恥丘の膨らみを見ながら考えていた。
(外角低めに来るカーブしかないな)
勇二のサインに直樹は首を振った。
(無理だ、この女にシュートは通じないぞ)
勇二は舞い上がるスカートの下でサインを出した)
「あっ」
直樹は勇二のサインを無視してシュートを投げた。 「カキーン」
「ウワッ」
悠子のスカートが腹まで捲れ、赤いリボンの付いたかわいいパンツが丸見えになるほどの鋭いスイングをしたが
同時にサードの蔵人が声を上げて倒れた。
「蔵人・・・」
勇二が叫んだが、倒れた蔵人の腹からボールが転がった。
「1年生、担架だ」
蔵人は大きな口を開いたまま気を失っており、担架に乗せられ運ばれて行った。
「あの程度の打球も捕れないのかしら」
打席に入った美希が言った。
(悠子が一球で仕留めたなら私も一球で仕留めるわ)
美希はファーストの優一を見た。優一を始め内野手は怯えた表情をしていた。
「来るわよ、優一。しっかり捕りなさいよ」
1塁ベース上にいる悠子が言った。
「わ、わかってるさ」
優一の声は震えていた。 「華道部の女の子が打つ打球よ。野球部の男子が捕れなきゃ恥ずかしいわよ」
悠子は膨らむスカートを押えながら言った。
「友則も蔵人も男のくせに情けないわ」
「お、俺は違うぞ」
「美希のつま先はこっちを向いてるわ。優一を狙ってるわよ」
「し、所詮は女の打つ球だ。捕れない分けはない」
優一はスカートを膨らませながら打席に立っている美希を見て言った。
「カキーン」
「ウウウッ」
美希は気合いの入ったスイングをしたため、スカートが腹まで捲れ上がり、ピンクのリボンが付いた
かわいいパンツが丸見えになった。同時に優一がうめき声を上げながら倒れた。
「優一・・・」
勇二は再び叫んだが、気を失って倒れた優一の下からボールが転がった。 「大丈夫かしら」
倒れている優一を見下ろしながら1塁ベースの上で美希が言った。
「担架はどうした」
「まだ返って来てません」
蔵人を運んだ担架が戻ってないのである。
「担架が戻るまでベンチで寝かせておけ」
1年生2人が倒れている優一をベンチの中へ運ぼうとした。
「あっ、担架が戻って来ました」
ちょうど1塁上の美希の前まで運ばれた時、担架が戻って来た。
「うわっ、優一先輩も・・・」
1年生達は、白目を剥いて倒れている優一を担架に乗せたが、その前で美希のスカートが舞い上がった。
「きゃぁっ」
鋭いスイングでスカートを舞い上がらせていた美希が、1年生男子に純白のパンツを見られて恥ずかしそうにスカート
を押えていた。 「さあ、手加減しないわよ」
スカートを押えながら真衣が打席に入った。風が強くなって来た。
「次は博史の番よ」
2塁ベース上にいる悠子がショートを守っている博史に言った。
「野球部はどうなってるの。華道部の女の子の打球も捕れないなんて」
「・・・・・」
「しかも失神して担架で運ばれるなんて。情けない男の子達よね」
「何だと」
「博史も担架で運ばれないようにね」
「俺は必ずアウトにするぞ」
「出来るのかしら?真衣はホームランバッターじゃないから正面に来る打球は速いわよ」
「・・・・・」
博史は怯えた表情をして打席の真衣を見ていた。尻が大きい真衣は他の4人よりも多くスカートが捲れ上がっていた。 (くそっ、ちゃんと守れよ)
直樹は打球を捕れない内野手に苛立っていた。
(しっかり捕っていればすぐにチェンジだろ)
「締まっていくぞ」
直樹は大きな声を出した。
「相手は女だぞ」
直樹は自分が打たれているという自覚は無かった。
「私は博史の正面に打つわよ。捕れるかしら」
真衣はかわいい顔を勇二に向けた。
「と、捕れるだろう」
「そうね。野球部だよね。女子の打球が捕れない分けはないわよね」
勇二は真衣の打球は悠子に劣らないほど速いのは分かったいた。
(博史は捕れないかもしれないな。まともだと担架で運ばれるぞ)
勇二は真衣のスカートの中を見ながら考えた。
「当然だ。だけどあまり思い切り打つとパンツ丸見えになるぞ」
勇二は真衣のスカートを覗きこむように言った。
「変態っ」
真衣はスカートを押えた。
「だけど見えるから仕方が無いだろ。見られたくなければスカート捲れないように打てよ」
「見なきゃいいでしょ」
「視界に入るんだよ。水色のパンツが」
「きもいわ」
真衣はスカートに手を当てて勇二を睨みつけた。 「カキーン」
真衣は水色のかわいいパンツを丸出しにして、直樹のシュートを博史目がけて打った。
「ウウウウウウッ」
パンツが見えたと同時に博史がうめき声を上げながら倒れた。
「博史・・・」
博史の腹からボールが転がったが、博史は他の2人とは違い意識があった。そのため、腹を押えながらマウンド上で
のたうち回っていた。
「ウウウウウウッ」
「博史」
「博史先輩」
内野手が集まって来たが、苦しそうにもがく博史をどうすることも出来なかった。
「担架はまだか」
勇二が叫んだが、担架はまだ戻って来ていなかった。
「真衣も残酷ね。一発で楽にしてやれば良かったのに。スカート気にしたのかしら」
悠子が呟いた。 「オエエエエッ」
博史は水のような液体を吐き出した。
「博史、しっかりしろ」
勇二が脂汗を流しながら苦しんでいる博史の背中を摩った。
「担架が来たぞ」
博史はうめき声を上げながら担架で運ばれて行った。
「困ったな、人がいないな」
外野は隆弘、正雄、1年生の忠志、内野は2年生の幹夫、1年生の翔と公章であった。他に担架係の1年2人、
審判の2年生だけであった。
「外野へは打たないわ、全員内野に入ったら」
打席に入った友里が言った。
「私達だって5人でやってるのよ。1人くらいいなくてもいいじゃない」
3塁にいる悠子が言った。
「よし、俺がシュートに入る」
外野から3年生の隆弘が走って来た。
「じゃあ、隆弘にアウトにしてもらおうかな」
「来い、望むところだ」
隆弘はグラブを叩いた。 (この女ならカーブを投げれば隆弘は捕れるだろう)
勇二はサインを出したが直樹は首を振らなかった。
(シュートは無理だ。ケガ人を出すだけだぞ)
「シュートを投げさせてあげなさいよ」
「何いっ」
打席に立っている友里の言葉に勇二は驚いた。
「下手な球投げられたら一発で仕留められないわ」
「何だと」
「どうせ捕れないなら博史のように苦しまない方がいいでしょ」
勇二は友里のかわいいパンツを見ながらシュートのサインを出した。
「カキーン」
「ウウウッ」
スカートが舞い上がると同時に隆弘が倒れた。
「隆弘っ」
「隆弘先輩」
内野が隆弘の周りに集まった。 「はい22点目ね」
悠子がホームインした。
「これはちょっと下を狙いすぎたかな」
打った友里が恥ずかしそうに舌を出した。打球は隆弘の股間を直撃していた。
「隆弘」
隆弘は気を失っていた。
「担架はまだか」
勇二が叫んだ。
「そんなにベッドが空いてるの」
3塁の美希が言った。
「潰れなかったかしらね」
悠子が打席に入った奈央に言った。
「くだらないわね」
奈央が怒ったように言った。 「みんなどうしてちゃんと打たないのよ」
奈央はバットを長く持って構えた。
「カキーン」
「うっ」
勇二は奈央の思いきったスイングに舞い上がるスカートの中を見せられたが、打球はかなり高く上
がっていた。
「いったか」
勇二は立ち上がって打球の行方を追った。
「・・・・・」
奈央は直樹のシュートをフェンス上段に打ちこんだ。
「ホームランね」
女子達は次々とホームインした。
「26対5ね。そろそろ終わらせるわよ」
打席に入った悠子が直樹を見て言った。 悠子のスカートは風で膨らんでおり、しゃがんでいる勇二に白いパンツを見せるように立った。
「や、止めてくれ」
勇二はパンツを見せられると怯えたように言った。悠子は直樹を狙う、と暗に言ったのであった。
「これ以上は無理よ」
悠子の言葉と同時に勇二が立ち上がりマウンドに駆け寄った。
「敬遠だ」
勇二が言った。
「何だと」
直樹は勇二を睨みつけた。
「悠子と美希は無理だ、次の真衣と勝負だ」
勇二はマウンドで直樹に言った。
「・・・・・」
「悠子や美希を打ち取れる自信はあるのか」
「・・・・・」
「ここは敬遠だ」
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