3人組のYくんへのいじめはどんどんエスカレートしていった。
囲まれながら椅子に座らされ服を脱がされたりした。
泣きながら必死に抵抗するYくんを笑いながら遊び半分で脱がした。
周りにいるその他の女子は誰も助けようとはしないでただじっと見ていた。
3人組の隙間から見えるYくんの様子を声を押し殺しながら見るだけだった。
自習室にはYくんのすすり泣く声と3人組の笑い声と時折Yくんを脅すような声が響いていた。

「ほら、抵抗したって無駄だよ。」
「手、どけろよ。もう見えてるんだよ。」
「おい、この前みたく僕のおちんちん見てくださいって言ってみろよ!」
女の子の声とは思えないほどドスのきいた怖い声だった。
Yくんの恐怖とは裏腹に、周りの女子もYくんが脱がされるのを少しずつ期待しだしていた。
立ち上がったりわざとらしくYくんの近くを通りすぎながらチラ見したりして
脱がされるYくんを見ている女子が増えていった。

周りの女子達もニヤニヤと笑い出すようになりYくんは絶望的な気持ちになり嗚咽を漏らした。