女尊男卑の村の分校へ山村留学した淳は、着いてすぐ次のような格好になっていた。
両腕はアームレスで締め上げられていて、アームレスの鉄輪をさおりが握って曳いてる。
髪の毛を真美が掴んでて、「いっせーのっ」でさおりと息を合わせて逆方向へ同時に引っ張られる。
「ぐあっっ!!」
上体がもげるかと思うほどの、地獄の激痛が淳の肢体を強張らせる!
淳の股間を、黒い革の貞操パンツが締め付ける。
逆レイプ以外の性処理は、許さない。
陽子は首から鍵を提げて、タグ付きのスペアキーを淳に見せつけながらチャラチャラと振る。
淳は何日目で、陽子に「犯して下さい!」と哀願するのだろう?
それとも入浴中にスタンピートして、地獄の体罰くぐるのか!?
淳は、忌まわしくも憎らしいアームレスと貞操パンツしか身に着けてない。
裸足で踵を着けず、女の子たちの嗜虐に耐えながら木造校舎の床を踏みしめる。
あまりにもけなげな淳のスネを、裕子はホウキの柄でピシャピシャと叩いていた。
ホウキの柄というより、それは中身まで木が詰まってる木製の棒だった。
掃くところがついておらず、代わりにビニールテープが巻いてある。
祐子の握ってる側には、どこかへ掛けるための布ヒモがついてる。
衛生のためか、棒は不自然に新しかった。
女の子たちは涼しそうな私服を着ていて、みんなすごい笑顔で淳に熱い視線をぶつける。
CFNM。立場の違いが、服装にまでにじみ出ているのだ。
「あっ、ここー」
「うわー、ほんとに窓が雨戸しかない」
「これ、のぞき窓? ここから外が見えるんね」
「低学年、なるほど昔は3年生まで一緒の教室やったん」
パチッ
ガランッとした暗い教室を、蛍光灯の白い光が照らす……。

リレー小説「しろいパンツの闇」
※分岐可