高校の柔道部に一人だけ女子部員がいたんだけど、
こいつ、物凄く強くて稽古では男子部員を片っ端から投げ飛ばしてた。

あまりにも凄いんで、校内で評判になって、階級が田村(現・谷)と同じだったから、
「○高の柔ちゃん」なんて呼ばれてた。

ところがこいつ、大会になると、いつも全然勝てないんだ。
最初は本番に弱いんじゃ?なんて思われてたけど、いつも、直ぐに負けるので、
段々、期待もされなくなってしまった。
でも、相変わらず、練習では男子を投げまくってる。

で、あるとき、柔道部員の友達に
「おまえら、大して強くもない女に投げ飛ばされてばっかで悔しくないのか?」
って、聞いたら、
「あいつ、すぐ金蹴りしてくるんだよ!ホントまいるよ。」
って言われた。

どうやら、内股の瞬間に男の玉を蹴り上げて投げてるらしい。
大会は女子が相手だし、女にはそんなもの付いて無いから勝てなかったらしい。

2年近く、そいつの金蹴りに黙って耐えていた純情な男子部員たちは、
県内でも最弱クラスの連中だったのは言うまでも無いww