「見ててわからなかった? 私達付き合ってるの。さっきトイレで構ってやったら、声出しちゃって…
すぐイっちゃった罰にさっさと帰らせた。」
驚いて言葉が出ない…。付き合ってるって…そんな、どんな事?。下向きにすれ違ったけど、トイレで
そんな、事してるなんて思うわけがないよ!
「驚いた?委員長ね、Hの時すごくかわいいのよ。おねだりなんて…。」
あまりの衝撃!その言葉を何度も反芻して・・・、及ばない想像力に台詞だけぐるぐる頭の中を周るだけだった。

右耳の後ろへ注ぐ吐息、首筋に唇を、舌を這わせ、スウッと舐め上げる。
ゾクッと冷たい違和感とも違う今迄味わったことない感覚に我に返った。
「いや!!」
「コラ!大きい声を出すと廊下から人集まってくるぞ」
声を潜め、しっかり自分の両肩を抱いた。
頬を撫で唇を求めてくる。
「ん!……ん」