数多い片平なぎさのベスト1猿轡はどれか?
やはりこれは、「雪姫隠密道中記」での結びコブ噛ませ緊縛が一番です。
何もかもツボが揃っています。
若くてピチピチの大名のお姫様。
片平なぎさは身体が大柄ですから男装姿も絵になっていました。
くの一に騙され、生け捕りにされて、アジトに運び込まれるシーンでは、肩に担がれていて、長いポニーテールの髪が逆さまになっていたのが、何か拉致シーンとして嬉しかったものです。
高貴なお姫様が、身分の低い忍者の肩に担がれて、口には結びコブの猿轡がしっかりと噛まされて運び込まれるシーンが、まさに獲物が「生け捕り」にされた雰囲気を醸し出していてまず好きなのです。
そして、付け狙っていた忍者の首領から「雪姫、とうとう我らの手に落ちたな! ふふふふ、口惜しいか?」と蔑まれ、片平なぎさが、顔を背けるというより、大きな眼を流し目にするように、横を見て、口惜しさを表わす顔の表情は、実に秀逸です。
気の強い女は、あんな具合に眼を背け、口惜しさを表して欲しいものです。
目の大きさが、猿轡の噛み締め具合と相まって、大きな目が、流し目になることで、囚われの口惜しさを表現していて、
その眼がDID心をそそりました。