>>838
続き

「それにしても、元司令官殿の尻の穴がこんなに名器だったとはなあ」
「口の使い方もなかなかうまいぞ。女とやっているような錯覚に陥る」
「元司令官殿は軍人よりも慰安夫の方が似合っているのもかも知れんな」
「あはははは」
「ははははは」

 元部下の兵士たち三千人への奉仕、三万人切りの刑がようやく終了し、部下たちの復権が成就し、
アマゾネス国に元ナルシア国兵による部隊「ナルゾネス」が創設された。
 昼間は「ナルゾネス」創設の式典が行われ、夕方から祝宴となった。
 全員が無事元の階級に復帰することができたわけだが、
もちろんアンドレイだけは「慰安夫」として、
元部下たちに仕えるという惨めな身分だった。

「まあ、これからは慰安夫として可愛がってやるからな」
「気分はどうだ。元部下の慰安夫にされた気分は?」
「後悔しているんじゃないか?」
 もう誰もアンドレイのことを元上官などと思う者はいなかった。