男は自らの力が利用され、彼女の思うがままに体を転がされていることに驚いていた。
彼女の引き締まった太ももの感触は男の首をその内側、深くに挟み込んだ瞬間から硬化し、攻撃性を顕した。
脚を重ねるようにしっかりと固めた彼女は首と一緒に挟み込んだ男の腕を引き寄せ、首がより尻に近く、腿の太い筋肉に押し付けられるように仕向けた。
そうして逃げ道を封じた男の首を内股の筋肉を使い、絞めた。
グギィィッ。。
男は足をばたつかせ、もがき、これ以上無く密着した彼女の太ももによる絞めに溺れた。
「が、、、かはっ、、」ヒィーッ、ヒィーッ、という、か細い呼吸音を発して男はその絞めの的確さに驚いていた。
腕力で劣る男の首を内股の太い筋肉で締め上げる判断を下し、遂行した彼女の技術。一瞬で脱出不可能なレベルの三角絞めを構築する彼女の技術の高さは驚嘆に値する。
そして、その効果はまた一瞬で現れるのだ。男は目が見えなくなってくるのを実感する。苦しみは、それほどない。スーッと、体が鈍くなるのを感じるだけだ。
「落とされる。。?」男はそう推測する冷静さを保ったまま、三角絞めにて意識を保つギリギリのラインへ追い込まれていた。