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剃髪儀式 

 男奴隷が調教の前に自分の恥毛を剃る。これはあたりまえの話だ。
奴隷が穢れた恥毛を生やしてミストレスの前にでるなどということは厳しい罰をもって望むべき不祥事なのだ。 
しかし恥毛以上により根本的に剃毛を強制すべき毛が奴隷の人体に存在する。それは頭髪だ。
頭髪をつるつるに剃りあげること。これは恥毛を剃りあげる以上に重要な奴隷のたしなみだ。 
 例えをあげよう。日本の僧侶は剃髪を義務づけられている。
これはなぜか?それは僧侶が<仏>という神聖な存在に仕えるものだからだ。
神聖な存在に仕えるには頭髪など邪魔なだけだ。 
故に僧侶は剃髪によって俗世間の垢を削ぎ落とす。 
 またギリシア神話のサムソンとデリラの話も興味深い。怪力無双で鳴らしたサムソンがデリラによって髪を切られる。
その瞬間、サムソンはその怪力を失ってしまうのだ。 
これは頭髪というものが古来より人間にとって「力」を象徴するものと考えられていたためであろう。 
 男奴隷の剃髪には上記二つの意味が併用されている。
一つ、ミストレスという神聖な存在に仕えるために俗世間から自分を断ち切るため。 
二つ、剃髪によってミストレスへの「完全な屈服」という意思表示をするためだ。 
 男奴隷には過ぎた待遇であろうが、最初の剃髪は「儀式」としてミストレス自身の手によって行うのが望ましい。
そのことがより一層、男奴隷にミストレスへの「屈服」を味あわせるからだ。 
二回目からは当然男奴隷に自分でやらせる。最終的には永久脱毛で二度と髪の生えない頭にしてやるのがいいだろう。 

 髪の短い男には秘密がある。
それは自己犠牲への憧憬であり、どうしようもない「悲劇的なもの」への憧れなのだ。
長髪の「欠落態」としてのみ短髪は存在する。 
それ故、剃髪によってつるつるに剃りあげられた頭はすべてをある神聖な存在に捧げ尽くした悲劇的な美に満ち溢れている。