【 元親衛隊長アンドレイ 屈辱の舌奉仕奴隷 】

古代のお話です。

「アンドレイ、君の処分が決まった。ゴマン帝国の奴隷として引き渡されることになった」
「ど、奴隷ですか」
「そうだ。死刑や終身刑よりも罪一等減じられた」
「ですが、奴隷の身分に落とされ、敵国に引き渡されるとなると、レイ姫との結婚も」
「無論、解消だ、残念だがな。それに、まだここだけの話だが、レイ姫は講和の条件として、ゴマン帝国ネロ王子の后となることになった。君はいわばその引出物代わりということだ」
「そ、そんな」
「親衛隊長の君を戦犯として見せしめにしようというわけだ。敗戦国としてのわが国の立場もよく考えてもらいたいし、また嫁がれるレイ姫の立場も考えてもらいたい」

 アンドレイは目の前が真っ暗になった。ほんの一年前までは、国王の親衛隊の隊長として軍人として順風満帆、王の三女であるレイ姫との婚約も決まっていたのだ。
 ところが、突然、ゴマン帝国が侵略してきたのだ。アンドレイのロマンス王国は多勢に無勢だった。結局、無条件降伏となり、何人かが戦犯としてゴマン帝国に引き渡されることになったのである。

 奴隷の身分となったアンドレイは、ロマンス王国を出立する時から、全裸に首輪、手伽、足伽をつけられ、鎖に引かれてゴマン帝国までの道を歩かされた。