教室の机をずらすのは、残った包茎男子達の仕事だ。セックス実習用のマットがひかれて、そこに3人の仮成人が寝転がった。
「まずはフェラをしてみましょう。ディルドを使った練習を思い出してみてください」
「良太くん思った通り大きいね」
「悠太くんは意外だけど一番大きいよ」
「これディルドと形が違うよ?」
「え、アンタこれ大きくなるってしらないの?」
「私先に舐めたーい」
「よりによって浩二が露茎とかサイアクー、包茎だったら相手しないのに」
「見て見て、大きくなった!」
「わあ凄ーい」
女子生徒が思い思いの言葉を言った。見れば、俺が片思いしていた愛ちゃんも悠太の勃起したペニスを舐めているではないか。
「てめぇ! 悠太、ふ、ふざけんなよ!」
俺は思わず叫んだ。悠太のくせに生意気だ!
悠太は思ったとおりびくり、と体を震わせて「ご、ごめん」ともらす。何時もならそれで終わりなのだが、今日からは違った。
「包茎が何偉そうに言ってんの?」
包茎検査の日から、俺の学校生活は崩壊した。
俺は怒り狂って暴れたが、すぐに先生に抑えられ、別室でこっぴどく叱られた。
後から聞けば、その間に女子のセックスする姿を見れたと言う。
痛がってる子、気持ちいいと言う子、それぞれだったみたいだ。
そして愛ちゃんも、服を全部脱いで悠太のペニスをくわえてたいたらしい。
いじめられっこの悠太は、一瞬で女子にモテモテ。いじめっこだった俺は一瞬で負け犬に成り下がった。
そして、あのセックス実習で悠太が味わった女を知らないまま、俺は小学校6年生になった。