>>914,>>947
まだ抗癌剤がなかった頃は、亀頭に米粒みたいなのが出来ただけでも
陰茎全切断か全除精術しか選択がなかった
(どっちにすべきかは医学界でも説がわかれていた)。
それでも当時は癌といえば死に至る病いとして怖れられていたのに
陰茎癌は早期に性器を切除すれば助かるので不幸中の幸いともされた。

欧米の医者はユダヤ系が多いせいか包茎への偏見があって
とにかく切断の一点張りだった。
むしろ陰茎癌の特効薬ブレオマイシン(抗癌剤の一種)は日本で開発された。
今ではブレオマイシンほどの特効性はなくても比較的よく効くのも2,3種類ある。

抗癌剤が開発されてからは、病変部から2cm離したところで切るという
陰茎部分切断という方式ができた。(ただし陰茎海綿体まで侵入している場合は
陰茎全摘。皮膚にとどまってる場合でも径5cmに達してる場合は切断
、等の例外もあった。今は径5cm以上でも切断せず皮膚の自家移植)

やがて症例が蓄積と研究がすすんできて、今では2cmも離さずとも
5mmでいいとか2〜3mmでいいとかになっているが、逆に昔は陰嚢皮膚上では
3cm離して切るとかだったのが今では陰嚢に及んだ場合は全除精術になる。

今でもアレルギー反応でたりして体質的に抗癌剤つかえない場合は
昔の治療法に頼ることになる。