こうして逃げることも出来ぬまま囚われの身となってしまった私は、海外の奴隷市場に出品されてしまった。
奴隷オークションでは、裸にされ鎖で縛られ罪人のように引き回され、参加者の前で「動作確認」と称して強制的に射精させられるという屈辱を受けた。
貴重な若いオスの奴隷である私は高値で落札された。
落札したのは豊富な資金と恵まれた美貌を持つ日本人投資家の女性である。

「前から若い男の奴隷がほしかったのよね。今から楽しみだわ。」
「若いのはなかなか手に入らないから、運がよかったですね。さっそくこの男をそちらの自宅に送るように手配します。」
「ええ、よろしくね。」

ブローカーと買主の会話を、私はうなだれながら聞いていた。モノのように扱われ、屈辱的な姿を晒されて人間としてのプライドをずたずたにされた
私は、ほとんど心神喪失状態で涙を流すことしか出来なかった。