沼正三とその作品
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
代表作「家畜人ヤプー」と「ある夢想家の手帖から」をひっさげ、
日本にマゾ文学の金字塔を打ち立てた沼正三。
著者と作品について語ろう。 『ある夢想家〜』(全六巻&潮出版社)は小説ではなくマゾに関するエッセイ。 良スレになればいいけどこの話題はいつもグダグダになるからな ほかの著作:
『マゾヒストMの遺言』
『懺悔録 - 我は如何にしてマゾヒストとなりし乎』 沼正三=遠藤周作
という珍説がある、といってみる。 沼先生もやっぱりSMクラブ行って、
女王様にひーひー泣かされていたのだろうか。。。? 沼正三=谷崎潤一郎
という説もあるらしい。
手帖のなかで谷崎批評をしているのも自作自演。 わざと白痴を装ったりするから誤解されるけど
沼こと天野さんは文体を操れる才人なんですね。 天野哲夫さんは白痴を装って女子便所に忍び込んだりしてた
そうだ。(著書に書いてあった本当の話) 天野氏の『禁じられた青春』って本はぶあついのが
上下二巻もあるんだな。
これは読むのが大変な本だ。 天野哲夫はヤプーの続編を書き、完結させた人だが、沼正三ではない。という説がある。
会田雄次著『アーロン収容所』に、手帖の中で沼正三が語った、英軍捕虜体験記とそっくり同じ話が出て来る。
多分、会田雄次が沼正三の本名だろう。
沼正三=会田雄次説が、某マスコミによって唱えられた時、我こそは沼正三と名乗りを挙げたのが天野哲夫だった。
沼正三は自分の素姓を世間に知られる事を恐れており、それがとうとうバレたのを、天野哲夫が庇ったものらしい。 倉田さんのアイディアを借りながら
天野さんが書いたってことでいいんでない。 アーロン収容所って昔読んだことあるけど、
英国人に対する怒りがあらわで
マゾ歪むとは程遠かったように記憶している ヤプーで不満なとこは色々あるけどやっぱりイース「貴族」って設定かな
白人には敵わないっていう世界観を貴種性で弱めちゃってる 遠藤周作は「月光のドミナ」でマゾであることを公にしてるし
フランス留学時にそういう経験をしてたのは本当らしいが
カトリック作家というモラリストの看板を背負ってから大層不自由したそうな
当時のインテリマゾは本当大変だったらしいね
男色者以上だったそうだよ そういう意味に置いては谷崎は真のマゾヒストではなかったんだろうか 真性マゾヒストといえばやっぱり三島由紀夫だよ。
あの切腹はマゾヒズムの極致としか思えないな。 沼正三が懺悔録に書いていたけど、むかし奇譚クラブにマゾ
随想を書いていた麻生保という人は高名な音楽家らしいですね。 天野哲夫さん、生きてたらサインもらうのになー。
死んでしまったらどうしようもない。 手帖のあとがきに
見抜ける人がいるかどうか知らぬが、本書全体として
広義の創作になっているトリックもある。
と書かれているが、なにを指しているのだろう?
沼の「実体験」が作り話ということなら容易に理解できるが。 沼が奇クでデビューしたのは文献によると芳野眉美への私信を掲載したものとか。
その芳野は益々元気にWebスナイパーで連載中
ある意味沼の事を今一番知っているのは芳野かも知れんな。 >>27
手帖は、白人女性崇拝を主要なテーマとするマゾ随筆だが
筆者は
「第二次大戦中に南洋の戦線でイギリス軍の捕虜になり
白人女性たる司令官婦人の手でマゾに仕込まれた」
という設定になっている。
その設定自体が創作だ、という意味。 >>28
沼の「奇譚クラブ」への投稿は、
1953年4月号「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」に始まり、
同年5月号 「足舐め小説 マゾヒストの会」、
同年6月号「あるマゾヒストの手帖から」の連載開始へとつづく。
「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」は、1953年2月号に芳野眉美が投稿した
「硝子便所」を読んで沼が投稿したもの。沼が学生時代、下宿先のSっぽい美人妻の
尿を入手しようと画策し、便所に仕掛けをして成功する話。
当時芳野は18歳、後の従三位は31歳だった。
>>29 訂正 (誤)司令官婦人→(正)司令官夫人 すると芳野は今78〜79歳か。元気な爺さんだな。
早稲田出てサラリーマンやって、そのあとバーテンダーになったんだよな。 >>30
>沼の「奇譚クラブ」への投稿は、
>1953年4月号「神の酒(ネクタール)を手にいれる方法」に始まり、
>同年5月号 「足舐め小説 マゾヒストの会」、
>同年6月号「あるマゾヒストの手帖から」の連載開始へとつづく。
潮出版版「手帖」第6巻には、「マゾヒスト協会」が掲載されているが、
文末に追記として「本稿は私の《奇ク》誌への初投稿であった」と
記されている。
投稿は「マゾヒスト協会」が先だったが、掲載は「ネクタール…」が先んじた
ということだろうか。
それとも、単に「ネクタール…」を忘れたか、無視したということだろうか。 ネクタールは実話っぽく書かれているが、
後の従三位の実体験なのだろうか。 >>34
「こんな簡単な二つのものの組合せで、芳野君、私はそれ以後毎日
自由自在にS子のネクタールを満喫することができたのです」
下宿先の便所に自作の特殊な容器を仕掛けて、美人奥様の尿を採取し、
ネクタールとして愛飲するという話は、話としては面白いけど、
ちょっと信憑性に欠けると言わざるをえない。
しかし、飲尿の感想を述べたくだりなど、全てがウソとも言い切れない。
真実は、虚と実の皮膜にあるんだろうね。 Webスナイパーで芳野爺さんが人生相談してるから真偽を聞いてみたら? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています