>>333
あ、わかりづらくてすみません。上野千鶴子の男流文学論(谷崎編)は、白氏が上野氏について論じてたという意味じゃなくて
上野千鶴子氏が↑の作品内で谷崎について書かれている批判と、私が白氏に感じるモヤモヤが全く同じ心理という意味です
具体的に白氏の気になる点を出そうとすると「全体的に」だから出しきれないんだけど、
白氏は自分の審美眼を使って、女性を「性的価値」の中に封じ込めて支配しようとしている印象なんですね。
男性の中には、とりあえず女に向かって「男である俺はお前を犯せるぞ!」とか「女は喋らず飾り物やってりゃいい」とか
逆に「ブスは黙ってろ」とか暴言を吐く人は多々いますが、そういった女性蔑視をものすっごく慇懃無礼な形で、
一見それとわかりづらくやるのが白氏のやり方なのかな、と。
これ言ったらヤプー自体もそうだからアレなんだけど、人間の神格化は、「対象を自分と関わらない形にする」という
意味では一種の「器物化」でもあるわけで、人間性を剥ぎ取って外見だけのキレイな彫像にしてしまうというか
女性の人格を石像の中に閉じ込めてしまって自分好みに上塗りして支配欲を満たしているように思える

だが、ヤプーはその皮肉な感じに惹かれるから不思議なんだけどね。
引用は、また読み返して特に気になったところを出すよ