沼正三が「奇ク」に本格的に登場した、1953年5月号「足舐め小説 マゾヒストの會」。
その「まえがき」によると、沼は結婚後にこの小説を読んで足舐めに興味を覚え、新妻を
相手に実践してみて、足舐めの妙味を知ったという。

足舐めにはネクタールとは又異なった味があること。無念無想に舐めていることによって
精神の浄化まで期待できるのではないかと思えるほどであることを読者に体験から断言で
きる。
さて、かように「足舐め」というものの効用を、或いは酔心地を知ってから世間のマゾヒ
ストを見ると、どうも皆さん、この妙味をご存じない方が多いようである

と述べている。(「*ネクタールって何?」って人は、>>33を見てね) 
「無念無想に舐めていることによって精神の浄化まで期待できるのではないかと思える」
とは、これまた巧いことを言うね。実際、綺麗な女の人の足を一心に舐めていると、浮世
の憂さは綺麗さっぱり忘れて、心スッキリだよ。
まだ未経験のマゾの皆さんは、ぜひ試してみよう!