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「力ずくでもって・・・・?」ミカエラは驚く、確かに姉弟の亡き父は養父の実の兄だった。子供のいない養父母に引き取られたが養母からは蛇蝎のごとく嫌われていた。


「皆の者!とりあえず2人を連れて脱出するぞ!獲物を馬車まで運ぶのだ!!」大声で部下に指示を出す。
「はっ、陛下、心得ました」「そちらで呼ぶんじゃない!」
商人の一団は村人達を打ちのめしていく。

そして彼らは、姉弟を担いで隊商の馬車まで来る。すると二人の少年少女がいた。隊長は驚いたよう顔をして「君たちは、パドマとマラティじゃないか?どうしたんだ?」。
「お願いです、私たちも連れて行ってください」とマラティ「ぼく達二人を匿ったのでもうこの村にいられません」とパドマ
隊長さんは天を仰ぐと「友情を貫くもの達に祝福あれ。さぁ!逃げるぞ」