筒が顔に吸い込まれて元の状態に戻る。

「どうする? リングを広げる方もやる?」
「ほえはあらほんほえ。」(と言いながら首を横に振る)
「そうか。それじゃ、元に戻すよ。まずはリングを球に戻すから。」

と、そこで、脳内で白熱電球が点灯する。

「あ、ひょっほあっへ。」
「ん? どうした?」
「うー、えーほえー。……キフ、ひお?」

と言って目を閉じ、んーと唇を尖らせる。
……というつもりだったのだが、唇はないので尖らず、「うー」と変な声も出てしまう。

「うー。ひっはい。あっはひキフはらえ?」
「いや、ダメじゃないんだけど、そのままするのはなんか違うような気が……。
 あ、そうだ! ちょっと待っててくれ! すぐ準備するから。」