>>490
(やめろ!)おれの心の叫びを医者は無視した。
最初に陰嚢の皮膚が楕円形に切り取られ、投げ捨てられた。
(おい、おい!何をする気だ!そんなことをしたら・・・!)
麻酔が効いている俺は抵抗するすべもない。 続いて睾丸が両方とも切り取られた。
ついで、1mmも残さずペニスが根本から切除された。

…ふと、妄想から我に帰る。そう、たった今おれは
目の前のこの女医から切断手術の宣告を受けたのだ。
「もう性的刺激を受けても勃起しないし、快感も得られないよ
セックスも立ちションも出来ないし、 女性のようにしゃがんでしかおしっこは出来ません」
ドクターがぼくにそう言った。 おくのほうで人相の悪い女がニタニタ笑っていた。

 手術は2時間足らずで終わった。
「お・・・おれのXXXXX・・・」
「残念ねこうならないように早めに手術すれば切らずに済んだのに、 いつまでも先延ばしに
するから病状が進行したのよ。 もう、二度ともとの体には戻れないわ。可哀相に。」

 それからちょうど一週間後、抜糸した股間を俺は鏡で見せられた。
出来上がった股間には何もなく、しいてあるといえるのは
手術の縫合痕と肛門と生えかけの陰毛と新設された尿道口だけ。
あとは女性の恥丘や大陰唇のような膨らみさえなく、
一切の突起のない平坦なフォルムが下腹部からなめらかに一気に尻まで続く
男性身体としてはショッキングな空虚感の漂う股間になっていた。

おくのほうで人相の悪い女がニタニタ笑っていた。
これから俺の社会復帰に向けての生活指導を担当する看護婦だ。
おもに小便の仕方をコーチするらしい…