布由子お姉様、お願いです。貴女に、ずっと御無沙汰の無礼をしてしまっていたぼくを、どうか見捨てないでくださいませ。
長く御連絡できなかったぼくには、布由子お姉様の思惑によって、なんらかの“罰”をお与えくださいませ。
ぼくは確かにナルシストです。太宰治のように、自己愛性パーソナリティディソーダーかも知れません。
そんな、ぼくは布由子お姉さまからのご命令によって、自分の人間としての尊厳も自分の美鼻も全て、醜く歪めてしまいたいのです。
その“罰”を受けている自分の顔を、ぼくは自室の鏡に映して、自涜行為に耽りたいのです。
布由子お姉様、ぼくはとっても自分勝手で一人合点のことを書いていると思います。
そんなぼくの悪い子の心根を、布由子お姉さまに徹底的にオシオキしていただき、ぼくは自己改造を計りたいと思っております。