No5
久美は猛然とダッシュし、重太に浴びせ蹴りを見舞う。
久美の美しく長い脚で放たれたキックが重太にクリーンヒットし、彼はそのまま倒れこむ。
リング中央に移動させ、両脚で重太の胴をロックする。
そして、女子バレーで何万本ものスパイクを打ってきた右腕で、重太の首元を締め上げた。
久美の胴締めスリーパーがガッチリと決まった。

苦悶の表情を浮かべる重太。
薄ら笑いを浮べながら彼を締め上げる久美。
下手なSMプレイよりも刺激的な光景がリング上で繰り広げられている。

(ムク、ムク、ムク…)
異変に気付いた久美。
前を見ると、重太のタイツがギンギンにモッコリしているではないか!
しかも、ふくらはぎをネチっこく触るようになっている。
「久美さん、ずっと君のことが好きだったんだ」
突然、愛を語る重太。

「久美さんとこうやって、毎晩ベッドの上で時間無制限の試合をしたい」
「あなた、今は試合中よ。チャンピオンの私の前で、よくそうやって勃起出来るわね」
「久美さんのことを深く愛しているから」
恍惚の表情を浮かべている重太。

ラチが開かないと感じた久美は、一旦技を外す。
重太を起こしてからコンビネーションキックを放ち、ロープへと振る。
カウンターでジャンプしてからのフライングニールキックを放った。

ダウンした重太にギロチンドロップを見舞う久美。
フォールに行くが、これは重太がカウント2.8で返す。