その言葉を受けて、理香は首4の字から開放する。
理香は立ち上がり、ぐったりと横たわっている兄を見下ろす。
俊介は憔悴しきった状態だったが、その顔から安堵が感じられた。
その表情を見た理香は激しい苛立ちを覚えた。
兄はこれからずっと、自分に何をされるか分っているのだろうか。
きっとパシリ程度のことしかやらされないと思っているのだろう。
ひょっとしたら、約束すらうやむやにできると思っているかもしれない。
(甘いよ、お兄ちゃん。これから自分がどんな立場になるのか、
たっぷりを味あわせてあげるよ)
理香は仰向けに横たわっている兄の腹部をまたぐと、どっしりと腰を落とす。
貧相な身体に理香の全体重を受けた俊介は、身体の内臓物を吐き出すような
悲鳴を上げる。
俊介の表情は先ほどと一変して恐怖で強ばる
理香はその俊介の顔面に無遠慮に右足裏を乗せる。
あまりに想定外の行動だったのだろう。
俊介はしばらく顔上に理香の足裏が置かれたまま硬直していた。
そして我に返ったように顔を横に背ける。
「それじゃ、早速だけど足の裏を舐めてきれいにして。ずっと裸足だったから
足の裏が汚れちゃった」
本日はここまでにします。
次はもっと早く登校できるように努力します。 m(_ _ )m