三田村が以前SM小説を書いていたことを知っている作家仲間のN先生。
「三田村さん、こんど某所で大きめのパーティがあるんで、いっしょに参加しましょうや」
「いや、私も糖尿病になってからは、プレイのほうからは遠ざかっておりまして・・・」
「そんな固いこと言わんで、直木賞のお祝いやと思うて。見てるだけでもコーフンしまっせ」
三田村はパーSMパーティに君代を連れて出席する。大歓迎される君代はいい気分になる。
場の流れで君代もM女として責められることに。それを見て久しぶり勃起する三田村。
ついつい自分も参加してしまうが、プレイの最中に気を失ってしまう。
全裸の君代があわててインシュリン注射をして、なんとか生還。
(自分の家でマイペースでプレイするのが一番だ・・・)
帰りのタクシーの中でそう思う三田村だった。