>>317

「いいえ、違います。美希ちゃんは今日園児なんですから、ブラジャーは禁止です。ショーツ……いえパンツも、もっと子供っぽいものにかえましょう」

 美希はその言葉に耳を疑った。何かの聞き間違いだろうか。
 
 確かに園児としての体験は承諾したものの、それでも下着類まで園児に仕立て上げられるとは  
 聞いていない。

 けれども、園長の様子はそれが聞き間違いではない事を告げている。

 その手に持っているのは、園児用の白いパンツだ。と言っても、当然園児が履くものではない。

 その大きさは、明らかに大人用のものだった。それでも美希が園児用だと思ったのは、その柄だ。

 白いもこもことした素材に、おしゃぶりを咥えた可愛らしいウサギの絵が描かれている。

 とてもではないが、こんなものを喜んでつける大人はいない。

 これを今から私が履くの? 

 美紀の頬が羞恥に染め上がり、見事な朱色を浮かび上がらせている。

 こんな幼稚な柄、そろそろ娘の美香でも嫌がる頃合いではないか。