>>332
仕事疲れたから以前の続き書くわ。この作品は皆の妄想で出来ています。

「美希ちゃんはおトイレが上手くできないので、身体は大きいけどまだお姉さんじゃないんですよ。

 わかりましたか?」

 小百合の答えに、美希は仰天して目を大きくする。

 一緒に勉強する、という名目ならまだしもまさかトイレが上手くできない園児としての扱いを受ける
 などまるで聞いた覚えがない。

 美希が抗議するように視線を向けると、小百合は園児達には聞こえぬよう小声でつぶやく。その
 声には僅かに面白いものを見る様な色が含まれていたのは気のせいだろうか。

「今日は、娘さんの美香ちゃんの気持ちになるための体験入園のはずですよ? なら、おトイレが
 出来なくて恥ずかしい、皆から笑われて恥ずかしいって気持ちも分からないと駄目ですよ。美香
 ちゃんのために、我慢しましょう?」

 娘の美香を引き合いにだされ思わず美希は口を噤んだ。

 そう、今日は娘のため、トイレトレーニングに必要なものを学ぶために来た。

 そこを突かれ、これが必要な事だと言われてしまえばもはや美希には反論の余地はない。

 例えそれが日々キャリアウーマンとして活躍する大人の美希には余りに過酷な恥辱だとしても。