Aは少し眠くなった
(今日は眠れないだろうと思っていたのに眠くなってきた
やはり疲れているのかな、少し休ませてもらおう・・)

Aは浅いまどろみの中に浮いていた

・・・妻はAの広い背中が好きだった
いつもAの背中に抱きついてその広くて温かい背中を味わっていた
彼の5歳になる息子は父の大きな手が大好きだった
大きな手に頬ずりをして大きな父親を感じていた
時に妻はおっちょこちょいで
よく一緒に楽しんでいたワイングラスを傾けてしまい
Aの股間を汚してしまうこともあった
ひんやりとしたその感覚も今になればAにとっては愛おしい瞬間であった・・・