>>560のつづき。

くす、と遥香は笑い、自らの作品に満足そうな笑みを浮かべる。
全裸の美少年に縄化粧を施したのだった。
色白の、少女を思わせる身体に赤い紐が映える。
乳首を強調させるかのように胸に巻かれた紐は、背中側で首の紐へと結ばれている。両手は後ろにまとめられ、開かれた股間からわずかに見えた。ベッド脇の床に横倒しされた生け贄は、右足をベッドの上に、左足をベッドの脚に結ばれている。
装飾を施すかのように、何本もの紐を使い、美しい縄目を作る。縄化粧の全くない、開かれた腰回り…その股間で、貞操帯を外されたカチコチの包茎がお腹につきそうなほどに勃起していた。
顔には目隠しと猿轡が施されていた。
パシャッとスマホの撮影音がし、生け贄は身体を震わせる。
若い魔女はクスッと笑った。
パシャッ パシャッ
美少年の白い肌がみるみるうちに朱に染まる。
丸くなっている陰嚢のすぐ脇の太腿に、魔女は
軽く足を乗せた。生け贄の腰がじれったそうに動く。
くくっと魔女は笑う。
「こんなにされてるのにちんちんおっきくして…バーカ。」生け贄は嘲ると、魔女はビデオに切り替えた。
…美少年の手に縄の跡を見つけ、問い詰めて自縛だと自供させて以来、遥香は美しく縛ることに執心した。
生け贄の身体で何度も練習し、そこそこイケてるものに仕上がって来たと思う。
…自信のある作品を、他人にも見せたいと思うまで時間は掛からなかった。