翌日のこと。
よし、と満足そうな笑みを浮かべ、魔女は生け贄の前から離れた。
「見てごらん?」そう言って渡された手鏡を見て、生け贄は絶句する。
金髪碧眼の美少女がこちらを驚き顔で見つめ返している。
…最近カラーコンタクトさせられると思ってたら、これが狙いだったのか?
生け贄の男子小学生は、飼い主たる女子高生が何を考えてるか解らない不安に襲われる。
「さあ、こっちに来て。」
魔女に促され、姿見の前に立って更に絶句する。
身体の方は既に女装させられてはいた。
赤い、ワンピースのようなものだったが、上半身はタイトめになっている。対照的に、下半身では短いスカートが膨らんで、女性的な曲線を形作っていた。健康的なすらりとした脚がそこから延びていて、白いオーバーニーソックスに包まれている。
上半身の前面には縦二列のボタンが並んでいて、開閉できるようになっていた。肩にパットが入っていて、どことなく昔の軍服みたいにも見えるが袖は拡がりがある。
…ロリータファッションてヤツか?
どう見ても美少女にしか見えず、ガラでもない格好をさせられたヤンキー少年は、鏡の前で呆然としてしまう。
「しぐさに男を出してはダメだよ?」
クスクスと魔女は笑った。
生け贄の前にしゃがみこみ、貞操帯を外す。
スカートを膨らませるための、何枚かを重ねた布に刺激されたのか、たちまち包茎が立ち上がる。
「さすがに無理かな?」そう言ってハサミを取り出した魔女は、布に切れ目を入れた。硬い、小さな包茎を穴に通すと、スカートの中で目立たない程度に収まる。
お預けを食らっていた幼茎が布に包まれて淡い悦びをもたらし、生け贄が腰をもじもじさせる。その顔が欲情に濡れ始めた。