二週間後のこと。
夫婦の寝室から、ソプラノのよがり声が響いた。
「おちんちんじゃなくても気持ちいいでしょう?」
女神が薄く微笑む。
全身を縛られて固定された生贄、その貞操帯の中で、包茎がパンパンに膨らんでいる。
「おちんちん、いじりたい?でもね。おちんちんさわらない方が、ずっと楽しめるんだよ?」
女神が笑う。
ついに小学生の男の子をお尻でよがる変態に仕上げた満足感がにじみ出てしまう。
あああああ!
狂ったようによがり続ける美少年、その髪を女神が掴み、自らに向かせる。
「君をこんなに気持ちよくしてくれるのは誰かな?」微笑みを浮かべる。
「しっかり私を見なさい!私の眼を見ながら逝くの!」
返事も出来ない生贄を、女神が微笑みながら見つめる。生贄の小学生が虚ろな眼で見返す。
やはり、これしかないな。
祐子は自然と微笑んでしまう。
心を縛る。
祐子の大好きな行為だ。
既に遥香に縛られた心をどこまで縛れるかは解らない。が隙間はある。
…愛してるよ、竜司くん。壊れてしまっても。
祐子は微笑む。
悪魔のような微笑みを、竜司は女神のように思った。