つっと、生贄の肩に妖精の片足が靴のまま乗った。
その脚でドンと突き放され、生贄はペタンとお尻をつける。
逝った妖精、その蜜をいつまでも吸い続けたのがよくなかったらしい。
満足したらしい妖精は目をつむり、眠るかのように余韻に浸っているらしかった。
…が、生贄はそうはいかない。
「ボクも…ボクも…」
半泣きになりながら、自らの左手で乳首を摘まみ、右手で睾丸ごと陰嚢を揉む。
貞操帯をしていては、乳首でも逝けないらしかった。
「…逝かせて…逝かせてえ…」
少しでも悦びが欲しくて、半開きにした口から妖しい舌を出し、自らの唇を舐める。
美少女と見紛う顔が、欲情に濡れ、逝けないオナニーに浸る。
いつの間にやら余韻から覚めた妖精が、微笑しながらその様子を見つめていた。
二人の目が合い、妖精はクスッと笑う。
「スッゴいえっち。」
クスクスと笑った妖精は立ち上がると、オナニーを止められない生贄の髪を撫でる。
「可愛いなあ…たまんない。ヒッシだね。」
撫でる手で、生贄の髪をきゅっと掴んで顔を仰向けさせる。
「…これからもキスさせてあげる。『逝かせてください』と悶えながらするんだよ?いいね?」
妖精はにっこりと笑った。