拒否権など、無い。
首に巻かれた縄を引っ張られ、少年の股間を跨げと促される。
両手を後ろ手に縛られたままの少女には、椅子の高さ程度でも跨ぐのはスムーズにいかない。ちょっとしたことでバランスが崩れ、少年の上に倒れこんだ。
少年の勃起した包茎が、お腹に当たっている。
…私のこんな姿見てエッチな気持ちになってる?!
年下の小学生にそう思われてると思うと、一瞬腹が立った。が、美少年がその端正な顔を、欲情と、それを抑えようと目を閉じて歯を食いしばって耐えてる姿は妙に可愛らしかった。
ほら、なにやってるの!
嘲るようにしゃべる魔女に身体を引き上げられ、上体を立てる。
初めては、先生にあげちゃった…。
妖精はふと思う。あんな大きいの、痛かったし辛かった。先生が悦んでくれるから頑張った。……結局、他の子ともしてたんだけどね。先生は。
卒業してから他の子で発覚し、懲戒免職となった教師。
中学生の女の子は、苦い笑みを浮かべた。
……キミはどうなんだろうね。
ちっちゃいクセにナマイキな、カチコチのおちんちん。
それを跨ぎ、腰を下ろしながら妖精は軽いため息をついた。